気持ちの上がり下がりのある人って、付き合いづらいですよね。

その時の気分によって、言うことが違ったり、態度が違ったりする。

付き合い上、信用なりません。

良好な人間関係を阻害する要因として、感情の起伏が大きな問題になることもあります。

 

では、感情に全く左右されない人の方が好まれるかというと、そうでもないのが面白いところ。

世の中には、感情によって左右されない、まるで冷徹なロボットのような方もいますが、

第一、こういう感情を表に出さない人の方が、「何を考えているのか分からない」なんて揶揄されて、

非難の対象になることだってある。

 

でも、たとえそういう人でも、一欠片の感情もないような人間は、この世には存在しません。

そんなロボット人間の感情が垣間見えた時、思わずホッと安心してしまうのは、どうしてでしょう。

私達は、気持ちに左右されることを嫌いながら、

心のどこかでは、そういった”人間味あふれる一面”が見たいと望んでいるのです。

 

”人間だもの” そう、感情があるのは当たり前。

感情的になるのは、人間らしい本能なのです。

本能のままに生きているのは、生まれたばかりの赤ん坊でしょうか。

自分が生きるべく、体全体で、自分の主張を表現します。

人が感情的になるのは、精いっぱい生きている証なのかもしれません。

そして、感情が何もなくなったら、それは”死”を意味すると言えますね。

 

では、どうしたら上手な人間関係を保つことができるのでしょう。

それは、感情を失わず、感情をコントロールすること。

無感情になるのではなく、豊かな感情はそのままに、

でも自分で冷静に客観視して、周囲の状況も見るようにする。

地元の人に愛される住職のような人でしょうか。

 

「社会人になったら、感情に振り回されるな」と言われて、

自分の感情を押し殺してしまう人がいますが、

それは社会人として逆効果。

社会人は、社会で周囲の人とのコミュニケーションを築いていくわけですから、

自分の感情の豊かさは保ちつつ、でもバランスの取れた表現ができる人、

これを目指したいですね。