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Personal Conditioning Lab T.N.P

【福岡のパーソナルトレーナー 山田大介が日々の仕事や生活、感じたことを日記にしています。】

あるフィットネスクラブの無料チケットをもらったので行ってきました。


昔は勉強のために体験で色々なところに行ったものです。


最近では仕事以外では、あまり行っていなかったので


久しぶりにプライベートで行くことになりました。



プライベートとはいえ、職業病のせいか、


施設やスタッフなどがどうしても気になってしまいます。


どういうレッスンやってんだろ、スタッフの対応はどうなんだろうなど、


色々なところを見てしまいます。


今回も、やっぱりそうなってしまいました。



施設は綺麗で、フロントのスタッフの対応も良く、


気持ちよくジムに入ることができました。


昔から僕は、必ずトレーナーをやっていることは言わず、


運動経験があるサラリーマンとして、初め対応してもらいます。


今日も、ジムに入ると男性スタッフから声をかけられたのでそう答え、


マシンの使い方を教えてもらいました。


(まぁ、有酸素以外のマシンはだいたいわかるのですが・・・)



僕についてくれたスタッフは多20歳前半ぐらいの男前の


スタッフで、おそらくアルバイトだと思います。


鍛えたい部位のマシンの説明をしてくれたのですが、


まぁ、目線は僕の顔をほとんど見ずに、


ずっとマシンにある説明書のほうばかり。


そして、自信がないのか伝え方もたどたどしい。


僕は、まだ専門家だからいいですが、


一般のお客様だったらおそらく理解できないでしょう。


また、筋肉の名前ばかり言うので、ちょっと意地悪をして


中殿筋を鍛えたいと言ったのですが、


(中殿筋を鍛える専用のマシンがなかったので)


レッグカールのマシンに通されてしまいました。


・・・残念です。



他にもパーソナルではないと思いますが、


別のスタッフが、中年のおじさんにスクワットにさせていました。


多分を膝を前に出さないようにということだと思うのですが、


壁を正面にしてさせていました。


おじさんの姿勢は腰椎の前弯が強くなる一方で


後ろに今にも倒れそうなフォームで全く何をやっているか


わからない状態でした。


教科書どおりというか、人間の動きがわかっていない指導。


・・・残念です。



さらに、その横で実習生なのか研修生なのかわかりませんが、


そのトレーニングについてメモをとっている状態。


そしてそれを一生懸命に説明するスタッフ。


・・・非常に残念です。



実はまだまだ残念なことがあったのですが、書ききれません。


一番残念だったのは、痩せたいのですがと聞いてみたら、


「体質が痩せにくいんでしょうね」と言われました。


あんた、オレの何を知っとんねん!と答えたくなりましたが


僕も大人なのでそこは我慢しました。(昔だったら言ってたなぁ。)



いくら施設が良くても、いくらレッスンが良くても


肝心なソフト面がダメだと話になりません。


福岡のフィットネスクラブがすべてそうではないと思いますが、


これが、今のフィットネスクラブの現状だとすると


本当に恐ろしいことで、笑い事ではすまされません。



僕も、この業界のスタートはフィットネスクラブからでした。


だから、当然クラブ側の中のこともだいたいわかります。


確かに僕自身も研修を2週間やったぐらいで、


ジム指導をやっていました。今考えれば、ゾッとしますね。


「今も昔も、素人が運動指導している」ってことですから。



施設を運営していく上では、難しい部分もあると思いますが、


今のこの体制を変えていかないと、フィットネスクラブも終焉の時代がきます。


本物の施設、本物のスタッフを育てなければ、生き残らないでしょう。



なんだかんだで自分のトレーニングよりも周りが気になっちゃいました。


まぁ、帰るときにフロントの女の子がすごく可愛く、


その笑顔に癒されたので、また来たい(会いたい)と思っちゃいましたけど...。

9月も暑い日が続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?


この度、弊社ホームページを一部リニューアルしました。


最近、ホームページからの仕事の依頼も増え、


その重要性を改めて感じています。



BINDというソフトを用いて自分で作成しているので、


プロが作成するようなホームページとはいきませんが、


一つ一つ時間と気持ちをかけ、試行錯誤しながらやっています。


今後もよろしくお願いいたします。



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昨日の夜、携帯に知らない番号から1本の電話が・・・


「ダイスキ、ゲンキデスカ、ワカリマスカ?」


???


最初はイタズラかなっと思ったのですが、


10年前にフィットネスクラブで指導し、


2年前に偶然、天神で再会したインドの彼でした。


(彼については2009年のブログ「再会」より)



彼は現在、東京の方で


日本を代表する某企業に勤めています。


今回、2年前に交換した名刺をもとに


わざわざ携帯に連絡をくれました。



「ダイスキは、もう○○フィットネスクラブは行ってないの?」


「ダイスキに部下のトレーニングを見て欲しいんだけど」



福岡のほうで数ヶ月間、研修があるらしく


その間の部下数人のトレーニングをお願いしたいとのことでした。



まず、僕は彼に部下がいることに驚き、(10年前は確か研修生)


そして、数ヶ月の付き合いしかない僕を頼ってきてくれたことに


嬉しさと喜びを感じました。


こういうのが、仕事をやってて良かったと思う瞬間です。


10年前にやった一つの仕事が、


今になって認められたのかなと思いました。



残念ながら、現在そのフィットネスクラブとは関わりがないので


今回はトレーニングの依頼を受けることができませんでした。


それが心残りに感じましたが、


彼が 「今回は残念」


「でも、ダイスキがジムを作ったら次はそこに行かせるから」


その言葉に救われました。


しかも、僕の目標を覚えてくれたことにまた、嬉しさを感じました。



しかしながら、さらに驚いたのは彼が言った


「行かせるから」という言葉。


彼は今、会社でどれくらいの立場のいるんだろう...



そして、10年経って日本語もすごく上手になったのに


いまだに「ダイスキ」...


僕の名前は「ダイスケ」ですけど。