野茂選手引退とメディア | Personal Conditioning Lab T.N.P

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【福岡のパーソナルトレーナー 山田大介が日々の仕事や生活、感じたことを日記にしています。】

先日、野茂英雄選手が引退を発表しました。


あのトルネード投法がもう見られないのは


やっぱり、寂しいですね・・・。



テレビでも新聞でも取り上げられていますが、


日本の野球とメジャーリーグの架け橋を作った


パイオニアでもありますし、彼の存在なしで、


現在の日本人選手のメジャーでの活躍もなかったことでしょう。



ドジャース時代に野茂選手のことを、


当時の大統領のクリントンが


『日本から最大の輸出品』


と表現したことは、彼にとって最大の賛辞であり、


スポーツは政治にも良い影響を与えるということだと思います。



でも、その一方で野茂選手が大リーグに挑戦すると言ったとき


野球関係者やマスメディアの彼に対する非難や侮辱と


いうものも忘れてはいけないと思います。



覚えている人も少ないかもしれませんが、


僕がみた新聞では裏切り者とか、


活躍は厳しいなどというような記事が載り


どちらかというとあまり歓迎されていない中での


挑戦だったと思います。


そこが、今の日本人メジャーリーガーと大きな違いです。


僕の記憶では新庄選手もそんな感じでしたね。



それが一年目、新人王やオールスター出場など


活躍したとたん、手のひらを返したかのような


報道の仕方や凱旋時の歓迎、


正直、そういった部分でのメディアは


僕はあまり好きではありません。



僕も仕事の中でメディアの方と関わることもあります。


その中で話したことが大袈裟になってたり、


あること、ないこと書かれたりします。


私たちは確かに知る権利があります。


またプライバシーというものもあります。


記者の感情を強く押し付けるような内容ではなく


メディアは確かな情報を正しく、正確に


伝えてほしいと思います。


前にも話をしましたが、それだけ大きな影響があるということです。


私たちも、目の前にある情報だけに振り回されてはいけないと


思います。正しく判断する目というものが重要だと思います。



野茂選手はそのような環境の中、


誰もが認める成績を残しました。


結果をだすことでメディアも変えました。



『プロ野球選手としてお客さんにみせられるパフォーマンスができなくなった』



彼らしい、お客さんを大切にする、野球が大好きなコメント


だっとと私は思います。


また、いつかあの独特のトルネード投法が


見られると思うのは私だけでしょうか?


プロ野球選手でなくなっても彼は


どこかで投げているような気がします。


野茂選手おつかれまでした。