小石川植物園の紅葉 -蛍光色なメグスリノキ-(文京区)2023.12. | 今よりは風にまかせむ。

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爺様猫のチャマとふたり暮らし。
休日に自然や文化・歴史にふれたプチ旅に出るのが楽しみです。
緑に包まれたベンチでおにぎりを頬張る… 空を見上げる…
流れる雲を見送る… 深呼吸~~~
すべての煩わしさから解き放たれて、静かな喜びが胸に満ちてきます。

 

13年ぶりという世界一大きな

ショクダイオオコンニャクの花が

咲いた…けど見るの諦めちゃった

 

 

植物園のHPで、2023.11.16. 公開温室の

ショクダイオオコンニャクに花芽がつきました。

12.08. 開花しました。

 

…というのを見つけて行ってみたのですが

なーんてこった、出遅れました。 ( ̄□ ̄;)!!

すでに長蛇の列で、聞けば待ち時間90分!

 

メグスリノキ

 

待つ?待たない?待つ?待たない?待・・・

ハイここは男らしくキッパリと諦めて

例年通り紅葉狩りを楽しむことにしました。

だって本もWALKMANも持ってない90分は

辛すぎるもの。 (TーT) 

 

 

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2023.12.09.Sat

 

文京区にある 『小石川植物園』 
正式名称:東京大学大学院理学系研究科附属植物園

 

 ◆小石川植物園 ≪HP
 江戸幕府によって開園された

 『小石川御薬園』がこの植物園の遠い前身。
 開園 1877年(前身の御薬園を含めると1684年。

 日本で最古の植物園)
 面積は161,588m2(48,880坪)
 (アクセス) 東京都文京区白山3丁目7番1
 ・三田線 白山駅下車 A1出口 徒歩約10分
 ・丸ノ内線 茗荷谷駅下車 出入口1 徒歩約15分

 

入り口すぐの大銀杏

 

朝一番乗りで来ていたら良かったのです。

思い立ったが吉日で 11時で、そりゃダメでしょ。

 

ショクダイオオコンニャク

 ◆ショクダイオオコンニャク (燭台大蒟蒻)

 インドネシア、スマトラ島の熱帯雨林に

 自生しているサトイモ科コンニャク属の植物。

 花は最短でも2年に一度、2日間しか咲かない。

 花の大きさは時には3mを超える世界一!

 匂いも世界一!・・・なにやら腐敗臭がするらしく

 現地では「死体花」と言われ忌み嫌われる存在。

 だから咲く前に刈られてしまうのでとか。

 

 特別公開は8日、9日、10日の三日間でした。

 最も大きかったのは二日目の時で

 根元から付属体の先端部まで : 214cm 

 一番太い部分の直径 : 74cm (4:00 PM)

 とHPに記録が載っていました。

 

 

 

 (≧艸≦) 実はね

 すぐ近くまで行けはしませんけど

 温室の外からならこうして見れたのです。

 硝子越しですが全身♡

 

 90分並んで、温室前まで来た人の中に

 もしも風邪引いて鼻詰まりの人がいたら

 「どうせ臭わないのなら並んで損した」

 とショックを受けた方がいらしたかもね。

 

 あと90分の謎も見ていてわかりました。

 皆さんは如何にこの花が大きいかと

 自分と比較の記念撮影をされるからです。

 いっそ個人個人の撮影は禁止にして
 ジャイアント馬場さん(208㎝)のパネルでも

 置いていたらどうだったでしょうね(笑)

 

 

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アオノリュゼツランン

 <くらしのワンポイントコーナー

 この花の開花情報を聞きつけたら

 何をおいても見に行きましょう♪ d(^□^)

 

 ◆アオノリュゼツランン (青の竜舌蘭)
 キジカクシ科リュウゼツラン属の多肉植物。
 メキシコ原産。テキーラの原材料。
 開花まで30年~50年かかって
 結実後は枯れてしまう 「一回結実性植物」。
 花茎の高さ7~8mにもなる。

 花の香りは・・・濃厚な体臭(らしい)。

 

 去年の夏、浜離宮恩賜庭園で

 咲き終わったところに行き合わせました。

 (T△T) ガーン

 

 前回、他の株で咲いたのが

 11年前の2012年とのことですから

 浜離宮恩賜庭園だけで言うと

 そうそう見られるチャンスはありません。

 日ごろからアンテナ張ってないといけません。

 

 

    過去ブログ

    ★浜離宮恩賜庭園の秋桜・昆虫・野鳥(中央区)2022.08.

 

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└(=^‥^=)┐♪ では散策開始

 

さて、茨城のМちゃん情報ですと

「日光の紅葉はここ数年で一番の美しさ」

と地元のオッチャンが言ってたそうな。

 

うーーーん、小石川植物園に関しては

私の訪ねたタイミングもあるのでしょうが

ここ数年はあんまり・・・

青葉の頃から乾燥してカリカリしてます。

 

 

下は7年前の写真です。

来年こそはまたこんな写真を撮りたいナ~。

 

 

 

この日の植物園は

ショクダイオオコンニャクの話題もあって

桜の季節以上に人出が多かったです。

なので人を避けた園の隅っこを攻めます。

 

└(=^‥^=)┐♪

 

クスノキ

 

花の少ない秋から冬は、野草観察よりも

巨木巡りで半日は楽しめます♪

 

アッサムチャの花

 

 ( ̄‥ ̄) クンクン

期待した香りはありませんでした。

 

 

巨木並木

 

スズカケノキ、モミジバスズカケノキ、
アメリカスズカケノキは高さ30mを越えてます。

 

  ♪友と語らん 鈴懸の径
    通いなれたる 学舎の街
    鈴懸の径 (昭和17年) 

 

 

当ブログ初お目見えの珍しい木を

2種類UPします。 d(^◇^)

 

カゴノキ(鹿子の木)

 

   ◆カゴノキ(鹿子の木)

   樹皮が剥がれて鹿の子のまだら模様を作る。   

   福井県以西〜九州の暖地に分布する常緑高木。
   雌雄異株。8~9月に赤い実がつく。

 

 

バリバリノキ

 

   ◆バリバリノキ

   和名の由来は燃焼時の激しい音から。

   アオカゴノキ・アオガシとも呼ばれる。

   千葉県以西の本州・四国・九州・琉球に

   分布するクスノキ科カゴノキ属の常緑高木。

 

 

竹の垣根で大切に囲っていた(ほぼ)倒木は

サネブトナツメと案内板に説明がありました。

 

サネブトナツメ

 

   ◆サネブトナツメ  中国名:酸棗(サンソウ)

   種子を乾燥させた生薬の酸棗仁で知られる。

   明治10年発行の 「小石川植物園草木目録」に

   1727年(享保12)に中国から輸入と記されていた木。

   1917年(大正6)に暴風雨で倒れ、現在に至る。

 

 

ふだんは怖くて歩かないところを行くと・・・

  ヾノ  ̄(エ) ̄) いないよ

 

 

こんなところにステキな子を発見♡

ザンネン、花の季節ではありませんが…。

 

ムレスズメ(群雀)

 

4月~6月頃に豆の花に似た黄色い花を

小枝に並んだ様にして咲かせます。

公園や庭木として割とよく見掛けますよ!

調べたらマメ科ムレスズメ属の落葉樹でした。 


 中国名は「金雀花」。

 中国の雀は、日本人の言う雀ではなく

 スズメ目の 「ヒワ」 という黄色い鳥のことです。 

 ちなみに、世界にはスズメ目スズメ科スズメ属

 に分類されるスズメの仲間は26種類います。

 ※資料を探し中…見つかり次第UP予定

     ヽ(≧Д≦)ノ あれれどこやった~?

 こんな隅っこに居たら、花が咲いても

 誰からも気付かれないでしょうに。。。

 私は初夏の楽しみがひとつ増えました。

 

 

女郎蜘蛛♀

 

写真では伝わりませんが、デカかったです!

♂を探しましたが見当たらず。。。

ご馳走様のあとだったりして。 (≧△≦)艸 ヒィ~

 

 

誰か来ないかなぁとビクビクで歩いてます。

  ヾノ  ̄(エ) ̄) いないってば

 

 

イチョウ

 

 

喰われたなぁ~。 (≧艸≦)

 

 

 

んまぁ~デカイ!! (≧∀≦)

都内屈指のデカさだと思いますよ♡

 

イチョウ

 

園の南(森の下段)に降りました。

 

植物園内MAP ≪HP

 

日本庭園  

庭園っぽい写真は撮り忘れました。 (^┰^)ゞ

小石川植物園のHPによりますと、

「第5代将軍徳川綱吉の幼時の居邸であった

白山御殿の庭園に由来するもので、

江戸時代末期には蜷川能登守の下屋敷の

一部になっていました。」 とあります。

 

 

センニンソウ(仙人草)の種

 

 

私は毎年、このメグスリノキの紅葉を

見るのを楽しみにしています。

 

メグスリノキ

 

   ◆メグスリノキ(目薬木)

   ムクロジ科カエデ属の落葉高木、雌雄異株。

   目や肝臓に効能があると戦国時代には珍重されていた。

   別名:センリガンノキ(千里眼木)、チョウジャノキ(長者木)

   高さが10~25mにもなる高木で日本固有種。

 

そうそう

近くで見上げていた三人組シルバー女子が

とっても楽しそうでした。

 

 シ1 「ほらぁ あれよあれ、あの色みたいよね」

 シ2 「わかった、光った線が引けるやつでしょ」

 尚  (≧∀≦) なるほど~

 

 

 シ3 「ほんとだわ、あのピンク色みたいよね」

 シ1 「わかってくれて嬉しい!そっくりよね~」

 シ2 「なんとかぺん・・・マジック?あぁダメだわ」

 尚  (≧∀≦) 思い出して~

 

 

 シ1 「忘れちゃっうのよ、いろいろと(笑)」

 シ2 「お歳よね私たち(笑) 帰って孫に聞こう」

 シ3 「そうね、うちもいっぱい持ってるもの」

 尚  (≧∀≦) 諦めたんかーい

 

 

ここで私なんぞがお教えするよりも

帰ってからお孫ちゃんに尋ねる時間も

また楽しかろうと、私はうふふ (^m^) と

耳をそば立てておりました。

 

 

あ、

聞くことがあったのをお忘れになってたら

知らんけど。。。 (*^皿^*)

 

 

ラクウショウ

 

   ◆ラクウショウ(落羽松)

   裸子植物マツ綱のスギ科ヌマスギ属

   アメリカ原産。 雌雄同株
   湿地に植えると、呼吸のための根 (気根) が

   幹の周りにニョキニョキ生えてくる。

 

 

 

どうして小石川植物園の南側の低地に

こうしていくつもの池が出来るのかというと、

巨木並木など森が茂る白山台地の上部は

比較的水を通しやすい関東ローム層で

下部は水を通しにくい粘土層だからだそう。

 

└(=^‥^=)┐♪ 

 

 

さあ、ここまで歩いて来てますが

野鳥の写真が一枚も撮れていません。

可愛い声は聴こえているんですよ。

 

でも、これまで小石川植物園を訪ねて

小鳥の姿(シルエット)は見掛けても

写真を撮ったことがないのです。

  (TーT) 今日も撃沈

 

 

メタセコイア

 

   ◆メタセコイア

   中国原産の裸子植物マツ綱のヒノキ科

   メタセコイア属のの1種の落葉針葉樹

   雌雄同株。 和名:アケボノスギ

   高さ50mにもなる。

 

 

庭師を入れている竹林ではありません。

自然な造形がファンタジック♪

 

タイミンチク(大明竹)

 

   ◆タイミンチク(大明竹)

   イネ科メダケ属。常緑多年生竹。

   高さは2~4m、高いもので8mに及ぶ。

   九州~沖縄南部を原産。

   束になって生えるのは地下茎で

   繋がって生える竹ではないから。


 

グランサムツバキ

 

   ◆グランサムツバキ

   香港固有種で、ツバキ科ツバキ属の常緑小高木。

   花径:10~14 cmもある大きな花。

 

 

以上でおしまい。

ショクダイオオコンニャクは
いつかまたどこかの植物園ででも
クンクン ( ̄‥ ̄) する日があるでしょう。
 
 
 
      秋は短いから
      時間配分に
      悩みますよね
 
 
 
 
 

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 猫って生き物はね

 自由だとか 我儘だとか

 そういうこと

 しょっちゅう言われます

 やれやれ・・・

 無力のかたまり ほんとはね

 By チャマ

 

 昔のブログで、チャマはこんな事を

 つぶやいていました。 (*^皿^*)

 <2012.01.03. 14歳 どよ~ん>

 

 

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