2008/11/25初版、2009/5/3修正01
前回に引き続きインペラによって水蒸気分子が平行回転流になって行く様子を解説します。 |
図1
前回はインペラ内分子が下段の特定エリアの 分子を平行回転流にしてゆく様子を解説しました。 今回はその特定エリアの平行回転流が下段の特定エリアに伝播してゆく様子を解説します。 |
図2
この上下の特定エリア内の各分子の速度ベクトルの違いは「動圧速度成分」が「付加されているかいないか」の差になります。 (この詳しい説明は特定エリアの図5、6を参考にしてください。) この3次元ベクトルに分解した時の「動圧ベクトル成分」が、上下の各気体分子の |
衝突 |
により下方分子に伝播してゆき、 多数の分子が「動圧ベクトル成分」を受け取ることによって特定エリア全体が同一方向に進むことになります。 |
図3
以上のように、 各分子に含まれる「動圧速度成分」が下方の 分子に衝突によって伝播することにより全体が 平行回転流になって行きます。 |
実際の状態ではこのような段階的変化ではなく、多数の分子が徐々に衝突を繰り返しながら 「連続的」に周回方向に加速してゆきますが、 ここでは図のようにあくまで概念的な理解を お願いします。 |
次回は、全体が平行回転流になったときの各段での周回速度の差について書きます。 |
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分子運動をCGで表現する基本概念は 【「分子運動CG図」に関してのお願い。】を、ご覧下さい。 |
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この記事は以前に投稿した【水蒸気圧縮機 】書庫の中の記事を、順次内容を修正、 加筆して「仕上げ」ながら再投稿しています。前回分のこの記事には暖かい励ましやご意見のコメントを頂きありがとうございました。 |
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