従来のターボとの比較 | 【自然冷媒 「水」 のエアコンを創る】

【自然冷媒 「水」 のエアコンを創る】

ヤフーブログからの引っ越しです。当面は過去投稿記事保存が目的です。

初版2008/1/27
 新インペラと従来のターボの形状を比較してみました。
   実際の形状に近いようにハウジング(半透明の部分)を付けて比較してみました。
   新インペラのハウジングは、確定したものではなくこれからの開発によって変更があると思います。(^_^;)

                                新インペラ   
イメージ 1

  特徴
* 流れ全体が連続した回転流になることで加速する距離が長くなり、水蒸気を滑らかに、条件の許す限り
  最大限に加速することができます。
* 壁面の抵抗を除けば、流路に抵抗となる障害物がありません。
* 急激な方向の変化が無いので、
              乱流の発生がありません。
* 全ての流体に応用することができます。



                           従来のターボインペラ
イメージ 2

                 これは従来のインペラの理想的な流れを示したものですが、
このような流れになるのは、ほんの限られた条件下でしか実現しません。
その欠点(語弊があるかな?(^_^;))は乱流が発生することにありますが、その要因として、
* 流入部で流れに直交して羽根が作用している。
* 流れ方向が直角に変化するので無理がある。
* 加速距離が短すぎるので「叩き出している」ような感じになり流体の加速方向が安定しない。
* 通過流路に中間翼があり抵抗と乱流の発生要因となっている。
  等々、乱流の発生要因が多すぎると思います。

   自動車のエンジンや航空機のように、元々気体の流れのあるところにターボを入れれば効果を発揮しますが
   圧縮機のように、流れを自ら作らないといけないような使い方では、まったく「流れ」も「圧縮する」ことも出来
   ません。このことは【冷却サイクル ターボ式】でも解説しました。
   ターボインペラや渦巻き式と呼ばれるインペラは、各方面で多用されていますが、
        その一番の問題点は「乱流の発生」であり
     その原因は羽根の形状による急激な流れの偏向にあります。
   それが、自動車では「ターボラグ」であったり、ポンプやスクリューでは「キャビテーション」「サージング」
   などの不具合として効率を低下させています。

どうでしょうか? 専門的知識が無くても比べてみれば新インペラの方が、
     「直感的」 に 「自然の流れ」 ような気がしませんか?、、、(^_^)

   残念なのは、
   【25 究極の羽根の形はこれだ!!!!】で、現物の試作は成功し、
   【水蒸気圧縮機】書庫で(現在再構成中です)、水蒸気を圧縮するための理論も確立できているのに、
   次の展開が図れないことです。。。。。

        次回は、水エアコン開発の「今後の課題」について書きたいと思います。
    


にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ
↑毎回クリックしてもらえると、ブログ運営の励みになるので宜しくお願いします。m<(_ _)>m