17 台風の原理を真似したつもり。 | 【自然冷媒 「水」 のエアコンを創る】

【自然冷媒 「水」 のエアコンを創る】

ヤフーブログからの引っ越しです。当面は過去投稿記事保存が目的です。

2007/9/29初版
2000年10月頃の話
まず手始めに台風の原理を真似て水蒸気を回転させるために下図のような単純な形の羽根を制作して実験を開始しました。
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左は入口出口ともに開放されている時の流れです。右は入口出口がともに閉鎖された低圧状態の密閉容器内の動きです。
             ちょっと解りにくいかな~~?
         ばらばらに動いている様に見えれば・・・(^_^;)
内壁は少し角度を持たせ出口に向かって広がってゆく形で、角度で上昇して行く様にしたわけですが工業用でもこういう「サイクロン」を応用して材料輸送や粉塵処理に利用されています。方式は少し違いますが、横から空気を吹き込んだりして内部の円周を利用して気体を回転させて、遠心力で分別を行ったりします。
ところがこれを吸込み側も吹出し側も行き止まりのような状態になると、途端に気体の回転が止まってしまい、ばらばらな動きになります。
   密閉してしまうと内部で回転流にはならないのです!!
  「回転ぐらいしたらええんとちゃうん。。。(怒)」と何回恨んだことか(笑)
目論見では、内部で高速に回転し、出口から強烈に吹き出す予定が、これまたうんともすんとも、何の変化もありません。かえって摩擦熱で温度が上がってくる始末。
    大気開放で外でやれば風が出てくるのに。。。。
原因は、羽根にあります。入口と出口で圧力差がなければ順調に流れますが、羽根の進む方向は圧縮されますが、その通り過ぎた後は真空状態になり羽根で押しのけられた気体がそのまま後ろに回りこみ新たな気体を吸い込まないために、
    行ったり来たりの往復運動みたいになってしまうのです!!
 羽根の角度を変えたりねじったり・・・・・・余計にひどくなるだけ (笑)
真空に近い状態で、水蒸気だけを回転流にすることがどれだけ難しいことか、、、ぜんぜん気付いていない!!無知ですね!!
          次回からは、もうちょっとそれらしく
    あッ!!これやったらいけるんちゃうん!!!
   と思わせるような失敗例を書いてゆきたいと思います。   ははははは

この単純な羽根の形から出発し、徐々に、気体(水蒸気)を回転流にするための羽根の形状をどのようにすればよいか、いろいろな羽根形状を試作し試行錯誤を繰り返しながら実験を行って行きますが、最終的には「双曲線の曲率」を利用した原理的な羽根形状に行き当たります。お楽しみに!!




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 この記事は以前に投稿した【水エアコン開発】書庫の中の記事を、順次内容を修正、加筆して「仕上げ」ながら再投稿しています。前回分のこの記事には暖かい励ましやご意見のコメントを頂きありがとうございました。
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