鍼は、表皮に刺して
癒し効果を発揮する! 再論④
新しい「鍼医学」を築く土台となる「表皮」は
どのように見直さなければならないのか
が重要な点である。
それは「皮膚」そのものの検討である。今の医学では
「皮膚は身体全体を覆い、外部からの傷害に対して身体を守る働きをしている」
としている。
しかし、サンフランシスコ大学研究員で、
資生堂化粧品会社のライフサイエンス研究センター主幹研究員である傳田光洋先生は
「皮膚は最も大きな臓器”外臓”である」と考え、「こころも身体も皮膚からである」とされた。
これは、基本的には「鍼医学」の見方と全く同じである。
私は、さらにその上に「表皮と真皮・皮下組織の二重構造」の生体で果たす役割を
「鍼治療の事実」に基づいて考究しなければならないと確信している。
それは現代医学をも根本的に検討し直し、
患者を癒しきる医学・医療の学問を
築く基礎となるのである。
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