新たな「ハリ医学」を「浅刺・置鍼法」で築く、挑戦の軌軌 ⑨
新しい学問建設は、
「刺鍼の事実」の歴史を土台に築く。
今までの「鍼灸学」は、
歴史性と事実性を踏まえた真の学問ではない。
「鍼灸学」には二つの流れがある。
ひとつは「東洋医学」という立場からの「鍼灸学」。
これは正しくは「中国古代医学」であり、
「東洋医学」という概念は、全く正当な学問的根根のないものである。
これは、主に学者たち学説の訓詁学にすぎないものが多い。
もう一つの科学的鍼灸を標ぼうするグループは、
「ハリ」を使用した「理学療法」を行っているにすぎない。
科学的根拠とされる説明はすべて現代の「医学理論」の
”こじつけ解釈”にすぎないものである。
さらに日本で江戸時代から現代に及ぶ「管鍼法」による治療法は
「ハリの医術」とは全く無関係の単なる「インスタント刺激療法」である。
すべての鍼灸学を根本的に変革し、
真に歴史性と事実性の基礎の上に
学問的な「ハリ医学」を築き上げることが重要である。
これが私がめざす目標であり、「出来合いの知識」に安住せず
ものの根源に根ざして学ぶ若々しい情熱にあふれて研鑽している。
まず「ハリ医術」の源泉である
霊枢・九鍼十二原第一の実践からスタートし、
驚異の実績に感動している。
信じることのできない人間の
誰がなんと言おうと、
私は確信を深めながら
研鑽を続けている。
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