2024年6月14日(金)定例会 | 放課後クラブ「チャレンジ・キッズ」

放課後クラブ「チャレンジ・キッズ」

配慮を要する子と保護者 それを支える人たちの集う団体です
大阪府枚方市ラポールひらかた等で活動しています

今回初めて参加されたのはTさん。
医療的ケア児やその家族と手をつなぎ、共にすごせる優しい居場所を作ろうとされています。
5歳の医療的ケア児の孫をもつおばあちゃんとしての思いや、これまで出会った様々な矛盾、繋がることの難しさ等沢山のことを語って下さいました。
そもそも、アッキーが取材で知り合った方で、そっちの記事はまだ公開されていないのでここには書けないけれど、詳しくは6月末に発行される『LIP』7月号を読んでくださいね。優しいエネルギーに満ちて輝いているような方でした。
色々勉強になることも教えて頂きました。私達キッズのメンバーが20年くらい前に悩んだ(保育園どうする?)(小学校どうする?)が今どうなのか。医療的ケア児の2024の実態とか。
「加配待ち内定」っていう状態があるなんて知りませんでした。看護師が確保できないから入所できない、0歳児の時もダメ、1歳児の時もダメ、2歳児でもダメ。そこで娘さんは諦めたそうですが、「諦めたというより、諦めさせられたというのが本当だと思う」。重い言葉でした。

そんななか私たちがキッズで繋がって、語り合ってきた、喜びや安心感を、Tさんがこれから創ろうとされているんだと、胸がいっぱいになりました。お手伝いできることあるかしら。応援できたらいいですよね。

Tさんを中心にお話して最後にアッキーから今年度の助成金の申請書類等の説明があって、一応午前の部は終了。
ランチは各自勝手に食べる形で、午後の部になだれ込みました。
午前午後、ばらばらなタイミングで参加者は入れ替わり、全部で9人。

就労支援に一年通って就職しましたの報告もありました。
自分の子どもへの関わり方、夫の子どもへの関わり方、夫と自分の関わり方。
我慢していてつらいこと。
つらいのを我慢せずに変えるための作戦。
かえる勇気。かわる覚悟。
頑張っているみんなに、もっと自分の凄さに気が付いてほしいとSはいつも思っていますが、なかなか伝わらなくて、でも声を大にして言いたいです。みんなすごいよ。

最後に、今年度の活動のテーマとして「放課後クラブ『チャレンジ・キッズ』」を卒業する道の作り方を話し合いましょう、という提案がありました。

子ども達が成人して年月がたちつつあり、もう未成年の(こども)はおらず、親は高齢化しつつあり、子育てからは卒業でしょう、とI先生。

Sのインタビューも、実は、子育ての卒業アルバム的な冊子として『子育ての7つのヒント』の続編をつくりたいという企画から派生したものでした。
インタビューさせてもらってから、これを冊子にして外部に出すのは難しいと気が付いて、お話を聞かせてくれた方々のみに公開させてもらいました。
内容に手を入れて、個人を特定できないような形にしてしまうのがもったいなすぎるお話をみなさんが聞かせてくださったからです。

で、そうこうするうち年月がたち、気が付いたらキッズが生まれて丸18年となっています。
よくここまで続けてくださったと、アッキーに感謝したいです。
もちろん、キッズがメンバーにとって価値あるものだったから続いたわけで、その価値を生み出したのはI先生のおかげがとてもとても大きいと思います。
そして、キッズのメンバーが、集まり語らいたい場を守ってくれた。みんなで価値を作り上げてきたと思いたいです。

隔月の定例会はやらなくなっても、年に一回は同窓会をやりましょう。

2024年度はキッズの卒業をどんな形でいつにするか、活動をまとめる冊子を作るとしたらどんなものにするか、そんな内容を話し合っていきたいと思います。アイデアだしてくださいね。

ご意見も。
キッズじゃなくておしゃべり会にして、集まりたい!と思ったら、この指止まれと募るのもありありです。

 

次回は8月8日(木)。ラポールひらかた和室で10時半から定例会。お昼を食べて、午後1時から今年度二回目のフェルデンクライス体験講座です。(S)