【提言】管理部門の人は、営業を経験してみてほしい!

私がサラリーマン時代に営業をしていた頃、
「管理部門って現場のこと全然わかってないなぁ…」
と思うことが正直よくありました。

例えば、全社員にiPadが配布されたときのこと。
Windows中心の会社だったので、誰も使いこなせず、
結果、ほとんどの社員が「持ち歩いているだけ」。
1年後には回収されてしまいました。

営業にとっては、まさに生産性を下げる愚策

さらに、コロナ禍で導入されたリモート会議用のソフトも、
重すぎてすぐ固まる…😓
現場から改善要望を出しても、管理部門はスルー。
結局、そのままアフターコロナを迎えました。

こうした経験から、私は強く思いました。

「管理部門こそ、一度は営業を経験すべきだ」と。

■管理部門に行く前に、営業を経験させる仕組みを

新人を採用した際に、いきなり管理部門に配属する企業がありますが、
私は、まず営業を2年間経験させることをおすすめします。

営業は、まさに企業の“最前線”。
お客様の要望、現場の苦労、社内調整のリアル──
これを肌で感じた人とそうでない人では、
管理職になったときの判断が全く違ってきます。

営業経験のある人が、後に財務部や総務部に移ると、
「現場が求めている管理」ができるようになります。
一方、営業を知らない人が制度を作ると、
どうしても“机上の空論”になりがちですよね。

■管理部門と営業部門でチームを作ってみよう

理想は、管理と営業の人材交流を活発にすること

たとえば、管理部門と営業部門で横断チームを作り、
「業務効率アップ」や「情報共有の改善」をテーマに議論する。
若手を中心に任せると、すごく良い刺激になります。

お互いの部署に不満を言い合うのではなく、
「どうしたら会社全体が良くなるか?」に視点を変えるんです。

この活動を人事評価にも反映させると、
部署を超えた連携が自然と生まれていきます。

 

■営業vs管理の対立は、もう終わりにしよう

営業が「管理部門は現場を知らない!」
管理部門が「営業は感情で動く!」

──どこの会社でもある、この対立。

でも、もう終わりにしませんか?

管理も営業も、会社を支える両輪です。
お互いの立場を理解すれば、
もっとスムーズに、もっと生産的に動けるようになります。

💡まとめ

✅ 管理部門の人は、まず営業を経験して現場を知ろう
✅ 営業経験者が管理に入ると、組織の質が一気に上がる
✅ 管理×営業の横断チームで、全社最適の仕組みを作る

 

制度を動かすのは人。
人を理解するには、現場を知ること。

営業経験こそ、すべての管理職の“土台”になります。