地方創生は、地方在住者の意識改革から始まるのでは?
最近、地方創生という言葉をよく耳にします。
インバウンド需要の拡大で、地方にも外国人観光客が訪れ、
一見、活気を取り戻したように見えますよね。
もちろん、外国の方々が地域でお金を使ってくださることは本当にありがたいことです。
でも――だからこそ、今必要なのは「地方在住者自身の意識改革」ではないかと感じています。
既得権益の壁と“守りの構造”
地方には、長年その地域を支えてきた“既得権益者”がいます。
政治・行政・経済など、地域の中枢に深く関わっているケースも多い。
そのため、もし誰かが新しい動きを見せれば、
「地域を乱す」といった形で反発を受けることもあります。
そしてその既得権益者たちは、
地元の住民感情をうまく使い、味方につけて反撃してくる――
そんな構図を何度も見てきました。
でも、ここで大切なのは「彼らを悪者にしない」こと。
彼らは、長い時間をかけて築いてきた地位と権利を守ろうとしているだけです。
それはある意味、当然の行動です。
必要なのは、“地方から世界を見る”覚悟
では、何が必要なのか?
それは、地方に住む人たち自身の意識の変革だと思います。
「地方だから」「昔からこうしてきたから」ではなく、
“地方から世界へ”という覚悟を持つこと。
少し飛躍しすぎだと思うかもしれません。
確かに、全員にそれを強いるのは難しいですし、
正面から既得権益に挑めば、潰されてしまうリスクもあります。
でも、だからこそ、地方のリーダーたちは――
・既得権益者を敵にしないこと
・時間をかけて説得し、少しずつ意識を変えていくこと
・そしてリスペクトを忘れないこと
この3つを意識しながら、地域を前に進めていくことが大切だと思うのです。
地方が世界とつながる未来へ
たとえば、一つの地方都市が海外と直接ビジネスや文化交流を始めたら、
その波及効果は計り知れません。
輸出・観光・教育・アート――
どんな分野でも、**「地方から世界に発信する力」**が芽生えれば、
それは日本全体の活性化につながります。
過去の大きな改革も、
常に“ぶっ飛んだ発想”から始まってきました。
だからこそ今、地方創生を本気で考えるなら、
「外に向かう地方」への意識改革が欠かせないと、私は思います。
🌱あとがき
地方の未来は、補助金でも政策でもなく、
そこに住む一人ひとりの「意識の変化」から始まります。
変わることを恐れず、
地方から世界へ――そんな時代を共に創っていきたいですね。
