経営者や中間管理職の皆さん、最近「勉強」してますか?

ある調査によると、日本人の平均読書量は月1冊
そして**月7冊以上読む人はわずか2%**だそうです。

この数字、驚きですよね。
読書好きの私としては「そんなに読んでないの!?」と衝撃でした。

でもこれ、裏を返せば――
経営者や管理職の多くが、実は学びを止めているということでもあります。

私がコンサルティングの現場でよく感じるのが、
「決算書をきちんと読めていない経営者」が意外と多いということ。
財務分析の話をしてもピンとこない。
数字の質問をしても答えが返ってこない。

もちろん、経営者が数字だけを勉強すればいいわけではありません。
これからの時代に必要なのは、**総合的な“経営力”**です。

たとえばこんなスキル。

  • 判断力

  • 数字力

  • 対話力

  • 戦略力

  • 発信力

今日は、この5つのスキルをどのように磨いていくかをお伝えします。

① 判断力を養う:基準を持つことから始めよう

判断力は一朝一夕では身につきません。
しかし、訓練すれば確実に鍛えられるスキルです。

まずは「判断の基準」を自分の中に設定しましょう。
たとえば――

  • 理念(何を大切にするか)

  • 数字(利益・コストの基準)

  • 時間(いつまでに決めるか)

この3つを軸に考えれば、迷ったときに決断しやすくなります。
詳しくは以前の記事「決断力トレーニング」でも紹介しましたが、
小さな判断を繰り返すことが最良のトレーニングになります。

② 数字力を勉強で磨く:簿記3級からでOK

「決算書を読め」と言われても、眺めているだけでは理解できません。
数字力をつけるには、やはり基礎知識のインプットが必要です。

おすすめは簿記3級。
通勤時間や休憩時間を使って独学できますし、
経営数字の“つながり”が見えるようになります。

学ぶ仕組みを生活に組み込む――これが一番のコツです。

③ 対話力を鍛える:社外で練習するのもアリ

スマホ時代になって、対話力が落ちている人が増えました。
でも、経営者こそ「伝える力」を磨かないといけません。

会社の中でうまく会話ができないなら、
趣味のコミュニティなど、社外の場でトライしてみましょう。

失敗してもOK。
トライ&エラーを繰り返すことで、
自然に「聞く力」と「伝える力」が育っていきます。

④ 戦略力を身につける:現場視点から“全体視点”へ

経営戦略は、会社の“地図”のようなもの。
現場出身の経営者ほど、戦術(細かい対応)に偏りがちで、
全体像を描けずに迷走するケースが多いです。

戦略力を磨くには、理論を体系的に学ぶことが近道。
経営学を学べる講座や研修は全国にたくさんあります。
もちろん、独学でも構いません。
理論と現場のバランスを取ることが大切です。

⑤ 発信力をつける:まずはメールやSNSから

「言わなくても分かる」――
そんな時代はもう終わりました。

社員も取引先も、言葉で伝えなければ動けません

日々の考えや方針は、メールや社内SNS、
あるいはブログなどを通じて発信してみてください。

発信とは、リーダーとしての意思表示
ただし、誤解を生む表現には注意。
心配なら、ChatGPTなどに一度チェックしてもらうのもアリですよ(笑)。

🌱 まとめ:学び続けるリーダーが、会社を変える

経営者・中間管理職こそ、学びを止めてはいけません。
判断力、数字力、対話力、戦略力、発信力――
どれも、勉強と実践の両輪で磨かれていくスキルです。

あなたの学びが、会社の成長を支え、
そして日本経済を動かしていく原動力になります。

まずは今日、本を1冊手に取るところから始めてみてください。