スマホの普及で、私たちの暮らしは大きく変わりました。
同じように、企業経営のスピードもスマホのおかげで格段に上がっています。
一方で、まだ古い慣習が根強く残っているのも事実。
たとえば、国が電子請求書を推進しているのに、未だに「印鑑付きの原紙」を求めるメーカーも多い…。
スマホの力が十分に活かされていない現状を感じることも少なくありません。
モバイルワークが加速させる意思決定
スマホの利点は、出張中や外出中でも意思決定ができることです。
特に中間管理職や経営層にとって、時間を止めずに手続きを進められるのは大きな強み。
海外出張の飛行機内でWi-Fiにつなぎ、仕事が追いかけてくるプレッシャーに悩まされる…なんて副作用もありますが(笑)、やはり業務効率は大幅に向上しましたよね。
スマホで完結できる業務例
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決裁申請の承認
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発注の承認
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入金確認
これらがスマホで完結できるだけで、社内手続きのスピードは一気に加速します。
便利さの裏にあるリスク
ただし「手軽さ」ゆえに、以下のような弊害も起きがちです。
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考えずに承認してしまう
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詳細を確認せずに発注書に印やサインをする
こうしたリスクを防ぐためには、あえて「ひと手間」を加える工夫が必要です。
たとえば承認前に数値確認を必須ステップにするなど、安全性を高める仕組みを入れると安心です。
経営者自身が体験する重要性
もう一つ大事なのは、経営層自らが体験すること。
「社長がスマホで決裁できないのに、部下にはやれ」と指示するのは説得力に欠けますよね。
まずはトップが率先して使いこなし、その実感を持って現場へ展開する。これが浸透の早道です。
スマホ1台で完結する業務環境を整えることは、経営スピードを上げる大きな武器になります。
まだ十分に活用できていない企業こそ、今すぐ取り組むべきだと思います。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。