権限移譲をしたあと、その相手を“放置”していませんか?
権限移譲は丸投げであってはなりません。
そして忘れてはいけないのは、最終的に責任を取るのは移譲した側 だという覚悟です。
失敗を部下に押し付けるようでは、組織は育ちません。
むしろ「ミスを隠そうとする体質」になりかねません。
では、権限移譲後に上司がやるべきことは何でしょうか?
1.情報共有の仕組みを整える
権限を移譲した後は、必要以上に口を出さないことが大切です。
ただし「報連相」が機能する仕組みは必ず作っておきましょう。
これがあることで、部下は「困ったときに相談できる」「見守られている」という安心感を得られます。
その上で「最終的な責任は自分が取る」という姿勢を、折に触れて部下に伝えてください。
この一言があるだけで、部下は落ち着いて挑戦できるようになります。
2.上司にも責任を明言する
さらに、権限を移譲した案件については「責任は自分にある」と、あなたの上司にも必ず伝えてください。
こうすることで、自ら退路を断ち、覚悟を決めることができます。
当然、不安になる場面もあります。
でもそこはぐっと我慢して、まずは任せる。
情報共有の場でも、自分の意見を言い過ぎずに見守る。
これにより、部下は自分の判断で進める経験を積み、あなた自身もマネジメントスキルを高めていけます。
権限移譲には心理的なハードルがつきものです。
でも、それこそがマネジメント本来の姿。
「任せた人を陰で支える」姿勢をぜひ実践してみてください。
本日もお読みいただきありがとうございました✨
