中小企業あるあるですが、経営者が決算書を読めず、税理士に丸投げしているケースをよく見かけます。

「決算書を読めないのに経営しているんですか?」
本音ではそう言いたいところですが、実際かなりの割合で遭遇するので、黙って見ています…。

ただし、私は必ず 簿記3級から2級の勉強 をおすすめしています。

なぜか?
決算書を読めない経営者を銀行が信用するのは難しいからです。
自分の会社の財務状況を把握していない経営者に、銀行員だったらあなたはお金を貸しますか?

もちろんメガバンク以外は「中小企業を支援する使命」があるので取引はします。
しかし国の政策も今後は 本気で中堅企業に成長しようとする中小企業 に支援を厚くしていく方向にシフトしています。
読めない社長は淘汰されていくでしょう。

今日は「資金を集めやすい経営者」について整理しました。

 

経営者が決算書を理解する重要性

1)財務三表を理解できる人は信頼される

損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書。
この3つを読める経営者は、会社の経営実態を正しく理解している人です。

逆に読めない経営者は、ビジネスの本質を理解していない可能性が高いです。
原材料費・光熱費・人件費が上がっているのに、過去の前例で見積を出して赤字案件を取ってしまう企業が典型例です。

2)利益率・返済能力・自己資本比率を語れる人

  • 利益率を説明できる → 原価上昇の影響を把握している

  • 返済能力を説明できる → キャッシュフローを理解している

  • 自己資本比率を説明できる → 利益剰余金の積み上げを理解している

これらを自分の言葉で語れる社長は、金融機関からの信用度が一気に高まります。

まとめ

数字に強い社長は、金融機関からも取引先からも「信用できる経営者」と見なされます。
決算書が読めないなら、今すぐ勉強を始めましょう。

酒を飲んで管を巻いている暇は、経営者にはありません。

 

本日もありがとうございました。