金融機関や投資家、知人から融資や投資を受けるとき――。
資金繰りが厳しいからといって、準備不足のまま銀行に駆け込んでいませんか?
「あの資料を出してください」「これも必要です」
そう言われて右往左往するようでは、経営者ではなく「子供のお使い」と同じです。
資料の作り方は別記事で解説しますが、今日は資金調達に臨む経営者の心構えと、伝え方の基本をお伝えします。
追加融資を受けるための心構え
前提として――
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損益計算書・貸借対照表を理解している
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簡単な事業計画を用意している
この状態からスタートしてください。
その上で大切なのは、心構えを「自転車操業のためのお金」から「成長のための資金」に切り替えることです。
つまり説明の順番はこうです。
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今後の事業拡大が必要
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そのために追加融資が必要
「お金が足りないから貸してほしい」では、相手は納得しません。
相手に伝えるときのポイント
資金繰りに必要なのは、数字+ストーリーです。
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数字:利益がどう回復し、どのくらい返済できるか
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ストーリー:なぜ成長できるのか、その根拠は何か
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Win-Win:金融機関や投資家にとってのメリットは何か
商売はすべてWin-Win。
自社の都合だけを話すのではなく、相手の立場に立った資金調達ストーリーを描くことが成功のカギです。
まとめ
追加融資を受けられるかどうかは、心構えと伝え方で大きく変わります。
「お金をください」ではなく――
「成長のために必要、その成果を相手と共有する」
これが資金調達に挑む経営者の基本姿勢です。
本日もありがとうございました。