資金繰りが厳しくなって「銀行に相談に行こう」と思ったとき――
ちょっと待ってください!
準備なしで飛び込むのは危険です。
銀行は敵ではありませんが、丸腰で行けば逆に「返済督促」という藪蛇を招くことすらあります。
だからこそ、相談前に最低限の準備を整えることが必須です。
今回はその3つのポイントをお伝えします。
1. 損益計算書・貸借対照表を理解する
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自己資本が債務超過になっていないか確認
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赤字がどの段階で出ているかを把握(営業利益なら人件費が原因の可能性大)
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基本のPL・BSが分からないなら税理士・会計事務所に相談を
2. 事業計画書を簡単に作る
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赤字続きであれば「どうやって利益を回復するか」を示す必要あり
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銀行が見たいのは「売上」ではなく「利益の回復計画」
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詳細な事業計画は後で必要ですが、最初は簡単な骨子で十分
3. 姿勢は「成長を手伝ってほしい」
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「お金をください」という姿勢では融資は下りない
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「将来利益を出すために、成長を支援してほしい」という前向きな姿勢が大切
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銀行員は経営者の本気度を見抜きます
これら3点を準備してから相談すれば、追加融資の可能性は大きく高まります。
逆に準備なしで相談に行けば、融資どころか今までの借入金の返済を迫られるリスクもあります。
資金調達は“戦う”のではなく“信頼を勝ち取る”行為です。
ぜひ今日から準備を始めてください。
本日もありがとうございました。