以前の記事で「小さな成功体験を積み重ねる大切さ」について書きました。
今回は視点を変えて、経営者や中間管理職の方に向けて「小さな決断を積み重ねる重要性」についてお話しします。

小さな決断が経営者を強くする

決断という行為は、人間にとってストレスと直結しています。
ただし、前向きな決断は過度なストレスではなく「適度な刺激」となり、人を成長させると言われています。

そして――
小さな決断を繰り返してきた人ほど、大きな決断を下すときにストレスを大幅に軽減できるのです。

小さな決断の具体例

「小さな決断って何?」と思われるかもしれません。
本当に小さなことで構いません。例えば――

1)今日は誰に会うかを決める
2)どの案件を優先するかを決める
3)何時に帰るかを決める

一見些細ですが、こうした積み重ねが「決断の筋力」を鍛え、やがて大きな決断の場面で力を発揮するのです。

 

決断はPDCAの中にもある

PDCAサイクルの “Check” も実は「小さな決断の連続」です。
計画(Plan)を実行(Do)し、成果を検証(Check)するときに「良かったのか、修正すべきか」を決める。
これも立派な決断です。

日常のPDCAに小さな決断を意識的に組み込んでみてください。

経営に効く“小さな決断”の例

  • 原価管理:小さな改善を積み重ねると、年間で大きな利益差につながる

  • 営業活動:アポイントを取る、条件交渉を始める、など行動を分解して決める

  • マーケティング:強みを話し合う、ブログを立ち上げる、といった一歩を決める

こうした小さな決断を積極的に繰り返すことが、経営者や管理職としての経験値を高めていきます。

まとめ

大きな決断に強い経営者になるには、日常の小さな決断を習慣化することです。
「決める」ことを先送りせず、小さな一歩を積み重ねていきましょう。

 

本日もありがとうございました。