「商品が良くても売れない…」
こう感じる方、多いのではないでしょうか。
実際、「性能が良ければ売れる」という神話にまだまだ引っ張られている人は多いです。
でも世の中で売れているモノを思い出してみてください。完璧だから売れているわけではありませんよね。
欠点があっても売れるのは、マーケティング戦略で優位性を築いているからです。
その中でも特に重要なのが「見せ方」。つまり、パッケージデザインなんです。
◆酒粕化粧品のケース
知り合いに、酒粕から化粧品を開発している社長がいます。
酒粕は日本酒を造る過程で出る副産物。普通は産業廃棄物になり得るものですが、有名酒蔵の酒粕は甘酒用などで販売されていますよね。
この酒粕を再利用した化粧品は、肌がつやつやになる効果があり、サステナブルな現代にぴったりの商品です。
…が、実際のパッケージは100均のプラスチックケース。高級感ゼロで手に取る気にならないんです。
社長に提案しても「儲けの話じゃない!」「酒蔵も利益目的じゃない!」と怒られてしまいました。
でも、私は思うんです。ビジネスは稼いで永続させることが基本。価値ある取り組みだからこそ、利益を上げて関係者とWin-Win-Winの関係を築くべきですよね。
◆パッケージで顧客の印象は変わる
例えばこの酒粕化粧品も、以下のように工夫すれば大きく変わります。
-
高級感のある箱パッケージ(金色や上質な紙を使用)
-
シンプルながら品格を感じる入れ物(金や白ベース)
-
SNSで「酒粕の効果×商品の優位性」を訴求
-
リピーター獲得のために「サンプルクーポン」を提供
これだけで販売は大きく伸びるでしょう。
さらに、今増えてきている酒粕化粧品との差別化にもつながります。
◆まとめ
商品は「中身が良ければ売れる」わけではありません。
パッケージや見せ方で購買意欲は大きく変わるのです。
もし今、良い商品なのに売れなくて悩んでいる方は、ぜひ「パッケージ」という切り口から見直してみてください。
本日もお読みいただき、ありがとうございました😊