企業支援をしていると、売上が伸び悩む個人商店を支援する機会がよくあります。
コロナ禍では特に深刻でしたが、アフターコロナでも原材料や人件費の高騰に苦しんでいる方が多いですね。
個人商店の場合、「営業活動」に割ける余力や人材はほとんどありません。
実際、商工会議所や商工会に相談に来てくださるだけでも一歩前進ですが、そもそも相談の仕方を知らない方も多く、本当に心配です。
そこで今日は、営業活動ができない個人商店でもできる「売れる仕組みづくり」、つまりマーケティングの話をしたいと思います。
◆ケース:千葉県船橋市の老舗パン屋さん
例として、千葉県船橋市で創業50年のパン屋を考えてみましょう。
先代の「コッペパン」が人気で、アレンジしたジャムパン・クリームパン・焼きそばパンも好調でした。
しかしコロナ禍で客足が減り、アフターコロナになっても売上は戻っていません。
現在は2代目が事業承継予定。営業経験はないけれど、IT企業で働いていたのでITに強みを持っています。
さて、このパン屋さんはどうすれば売れる仕組みを作れるでしょうか?
◆すぐできるマーケティング施策
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限定コッペパン○○個の販売企画(既存商品の延長でOK)
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SNSで公式ブログやアカウントを開始
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チョークで書き直せるポップ看板を設置して事前告知
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SNSでも告知し、「限定○○個」を強調
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店頭で限定コッペパンを販売
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同時に人気商品(ジャムパン等)もポップで宣伝
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限定販売の様子をSNSで発信し、既存商品も紹介
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限定商品は定期的に「新作」に入れ替える
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SNSコメントや口コミには真摯に対応
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限定商品購入者向けにポイントカード制度を導入
◆期待できる効果
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限定販売で「話題性」と「集客力」が生まれる
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SNSや口コミを通じて宣伝効果が拡大
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ポイントカードでリピート客を囲い込み
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営業活動をしなくても「自然に売れる仕組み」ができる
その先は、さらに拡大するための攻めの施策を加えれば成長が加速します。
本日もお読みいただき、ありがとうございました😊