皆さん、『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』(ビル・パーキンス著) を読んだことはありますか?
正直に言うと、私は海外翻訳本にあまり良いイメージを持っていませんでした。実例という名の「自慢話」がダラダラ続くものも多く、「また押しつけがましい内容だろう」と思っていたのです。ところが先日テレビで紹介されているのを見て試しに買ってみたら…久しぶりに衝撃と感動を受けました。
財産を残して亡くなる人たち
皆さんの周りにもいませんか?
倹約して資産を築きながら、結局ほとんど使わずに亡くなる人。私の親族にも何人もいます。残念ながら私は相続できなかったのですが(笑)、彼らが残した遺産は親族間の争いの火種になりました。相続人がいなければ国庫に入り、誰かが引き継いでもいずれ消費に回るので経済的にはプラスマイナスゼロ。しかし、この本はそんな考え方を覆してきます。
「残さずに使い切る」思想
本書のメッセージはシンプル。
財産は残さず、今世で使い切り、自分の人生を豊かにせよ。
高齢になると、若い頃に夢見た高級車や海外旅行も「体力的に面倒」となり、結局お金を使い切れないまま寿命を迎える人が多いそうです。つまり、人生の後半になればなるほど「お金の使い道」が限られてしまうのです。
生前贈与のすすめ
さらに興味深いのは「相続より生前贈与の方が感謝される」という点。
たしかに、若いうちにもらった方が使い道は豊富ですし、人生を豊かにする可能性が広がります。にもかかわらず、多くの人はお金にしがみつき、結局誰も得しない形で亡くなっていく…。
この本は、そんな固定観念を揺さぶってくれます。
「財産を残さないなんて不安」と思う人も多いでしょう。私もそうです。でも、考え方を少し変えるだけで、今をもっと豊かに楽しむことができる。そのきっかけをくれる一冊でした。
ぜひ読んでみてください。価値観が一変し、人生の見え方が変わるはずです。
リンクがうまく貼れませんでした。
ネットで書籍名入れるとでてくるので、よろしくお願い申し上げます。