サラリーマン時代、そして現在も企業支援をしている中で、常に感じることがあります。
それは ITリテラシーの差は年齢ではない ということです。

例えば、68歳の社長の補助金申請を支援したとき。


コンサルタントが代わりに電子申請するのは法律的に禁じられているため、社長自身が事業計画を理解し、自分の責任で申請する必要があります。しかし、この電子申請システムは癖が強く、途中で行き詰まることもしばしば。そんなときは、オフィスに伺って横で助言したり、Zoomで画面共有しながらフォローします。

このとき、68歳の社長でも驚くほどスムーズに操作する方もいれば、逆に全く進まずに苦労される方もいます。ここで改めて「年齢は関係ない」と感じます。

実は若い世代でも同じ。

 

 


20代の社員でも、WordやExcelが苦手で資料作成が遅かったり、計算が間違っていたりするケースは少なくありません。背景を聞くと「パソコンをあまり使わず、スマホで完結してきた」という人が多いようです。
でも、社会人になればWindows Officeを使うことは当たり前。正直「外部研修でも受けて勉強してきて!」と言いたくなるのですが、そんなことを口にすればパワハラ扱いされそうなので飲み込みました(笑)。

ITリテラシーの差は、WordやExcelに限ったことではありません。ネットセキュリティも含めて幅広く求められます。これからの日本にとっては、こうした教育をもっと徹底することが必要だと感じます。

 

繰り返しになりますが、ITリテラシーは年齢ではなく 経験値 です。
人に聞いても一度では覚えられないのが普通。だからこそ、まず自分で手を動かす。わからなければAIや検索で調べる。それでもダメなら人に頼る。この流れを習慣にすることで、個人スキルは確実に伸びていきます。

本日もありがとうございました。