「自分がいないと仕事が回らない」は幻想です

「自分が出社しないと仕事が回らない」と言う人がいますが、
私はこう言いたい。

誰にでも代わりはいますよ、と。

かくいう私も、かつてはそう思っていました。
私自身も、そして家族も、「自分が出社しないとこの仕事は終わらない」「会社に迷惑がかかる」といった幻想に縛られていました。

でも現実は――
そんな忠誠心、誰も見ちゃいないんですよね。

出世したいなら、出世しそうな上司を見極めて、
その上司に気に入られるように振る舞う。
それが「出世術」だ、なんてコンサルが言ってしまうと、身も蓋もない話ですが(笑)。

 

さて、「自分が対応しないと仕事が回らない」と思っている方、
実はかなり多いです。

ですが、それは仕事が属人化している証拠であり、
企業の思うツボなんです。

情報を囲い込ませて、仕事に“人”をつけるよう仕向け、
責任感という名の同調圧力で縛る。
体調が悪くても出社させ、見かけ上の“効率性”を演出する――
これが日本企業の常套手段です。

 

でも、冷静に考えてみてください。
あなたのその仕事、本当にあなただけにしかできないものですか?

  • 情報を抱え込んで、誰にも引き継げないようにしていませんか?

  • あるいは、上司からそう仕向けられていませんか?

属人化は、マネジメントの怠慢の現れです。

マネジメントの本質は「仕組み化」。
つまり、人に仕事をつけるのではなく、仕事に人をつける仕組みをつくることが、
本来の管理職の役割です。

それを怠って、
「お前が全力出してないから残業になるんだ!」なんて言う上司がいたら、
それはもう旧日本軍と同じ精神論ですね(笑)

 

人生は有限です。
あなたの人生が、いつ終わるかなんて誰にもわかりません。

「アリとキリギリス」ならアリであるべきだと思います。
ですが、働くだけが正解ではありません。

  • 家族との時間

  • 自分との時間

これらを、もっと大切にするべきです。

 

最後にもう一度問います。

その仕事、本当に自分にしかできませんか?

言いましょう。
100% 他の誰かでも対応できます。

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました。