皆さんの取引先に、いまだに威圧的な態度を取ってくる会社はありませんか?
近年は「カスタマーハラスメント(カスハラ)」という言葉も一般化してきましたが、
それでもまだ、普通に高圧的な態度を取る企業は存在します。
まぁ、10年前と比べれば多少マシになったかもしれませんが…。
こうした取引先に共通しているのは、
もともとの社風として“下請けに対して偉そうにする文化”が根強く残っていること。
つまり、それが「当たり前」だと思っているんです。
では、このような取引先にどう対応すべきでしょうか?
まず、前提として知っておいてほしいのは:
こうした企業はいずれ沈みます。
たとえ大手でも、いずれ淘汰されていきます。
この時代に「威圧的な取引文化」は、もう時代遅れだからです。
では、今どう動くべきか?
結論:少しずつ離れていく準備をしてください。
ビジネスはWin-Winの関係性が基本です。
相手が運命共同体であるはずの貴社に対して威圧的であるということは、
将来的に「助けを求められない関係」になるということ。
たとえば、コロナ禍の半導体不足のときには、
立場が逆転し、部品メーカーが強くなった時期もありました。
でも、それも一時的な環境の追い風で、今はまた元に戻っていますよね。
では、なぜ離れられないのか?
それはたいてい、
その取引先に売上の大部分を依存しているから
です。
でも、考えてみてください。
「依存」していたら、自社の立場が弱くなるのは当然です。
私が経営者の方にこの話をすると、よくこう言われます。
「中小企業の立場がわかってないから、そんなことが言えるんだ!」
「売上が下がったら、どう責任を取るんだ!」
でも、こう返したい。
だからこそ、“今すぐ”動くべきなんです。
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既存の取引先の中で、他社案件を増やす
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売上依存度の分散を図る
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時間をかけてでも、新規事業・新規顧客を育てる
そして、もうひとつ気づいてほしいこと。
「うちは中小だから仕方ない」
そう思っている時点で、もう相手にナメられる構造ができあがっています。
自ら「中小企業のマインド」に縛られている限り、
いつまでも対等な関係なんて築けません。
取引先の態度が気になるなら、まずは自分のマインドセットを見直しましょう。
「自社は対等なパートナーだ」
「今の売上構成を見直す」
「将来の自由のために、今、変える」
もっと詳しい話は、また別稿でご紹介しますね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました!