「ひとり起業」でも、事業計画と経営理念は必要だと思う理由

最近、書店で「ひとり起業」に関する本をよく見かけますね。読んでいて元気をもらえる内容が多く、私もたまに購入して読んでいます。
実体験ベースで書かれており、サラリーマンの方でも共感しやすい内容が多いと思います。

ただ、こういった本に共通してよく書かれているのが、

「ひとり起業には事業計画は不要」
「経営理念なんていらない」

といった主張です。

…いやいや、私は声を大にして言いたい。「ビジネスをするなら、事業計画も経営理念も必須です!」と。

🤔なぜ事業計画が必要なのか?

事業計画があるからこそ、「計画と実態の差」を認識できます。
そこから“今どこにいて、どこを目指しているのか”が明確になり、PDCAが回ります。

逆に、事業計画がなければどうなるか。
日々のトラブルや対応に追われ、「今日は何とかやりきった…」だけで終わってしまい、長期視点を持てずに迷走していくケースが非常に多いんです。

😿経営理念が軽視される風潮にも疑問

さらに、経営理念を「堅苦しいもの」として軽視する人もいますが、実はこれがとても重要です。

経営理念とは、その会社がなぜ存在するのか、誰のために何を提供し、どのように社会に貢献するのかを明文化したもの。
これは事業の軸そのものです。

例えば補助金ブームで、「飲食店がグランピング事業に参入する」といった異業種転換が流行った時期がありました。
ですが、「もともとの理念や強み」とかけ離れた事業に手を出してしまい、結果として苦しんでいる企業も多く見てきました。

 

理念と計画、この2つがあるからこそ、「自分は何をしたいのか」「今後どこに向かって進むべきか」が見えてくるのだと思います。

ひとりで始めるビジネスこそ、自分自身が経営のすべて。
だからこそ、理念と計画を軽く見ることなく、むしろ大切にしていきましょう。


本日もありがとうございました。