知人の高齢男性とそのご子息との間で、長年にわたる「仁義なき戦い」が続いています。
詳しい経緯は割愛しますが、結局この高齢男性夫妻は、35年住んだ自宅を手放し、引っ越すことになりました。
実はこの親子、隣同士に暮らしていたのですが、性格がまったく合わないのです。
高齢男性は、昔気質の「上から抑えつける」タイプ。
一方、息子は事なかれ主義。さらに、息子の奥様は正義感が非常に強く、この夫婦が親側に強く反発するようになって、関係は完全に崩壊。
結果、20年にわたり、いわば“家庭内冷戦”が続いてきました。
そこで、知人の弁護士が調停に入り、最終的には高齢ご夫妻が引っ越して物理的な距離をとることに。
しかし、引っ越しはまだ完了していないため、当然ながら顔を合わせる機会はあるわけです。
そこで、息子の奥様が再び感情を爆発。
「引っ越したぐらいじゃ、絶対に許さない!」
と、怒りが再燃しています。
こうした親族間のトラブルは、実は珍しいことではありません。
わたしの身の回りでも、似たような“家庭内抗争”は頻繁に起きています。
ですが、そんな方々にぜひ伝えたいのです。
「人生はそんなに長くないですよ。」
一時的に相手を責めることで溜飲を下げても、人生の価値は1ミリも上がりません。
むしろ、その時間を「自分の理想の3年後・5年後の姿」を描くために使ってほしいと思います。
理想を描けば、自然と“今、解決すべき課題”が見えてきて、それに向けて行動を起こすことができます。
「でも、親族がどうしても許せないんです…」
という話も、よく聞きます。
しかし、それを気にしてしまっている時点で、**「他人軸」と「執着」**に支配されている状態なんですよね。
そんな時は、ぜひこう考えてください。
「親族といえども、落ちてる石ころくらいに思って、スルーしてみる。」
もちろん、簡単ではありません。
ですが、自分の理想を実現することに意識を向けると、「その石ころ」は驚くほど気にならなくなっていきます。
今日もありがとうございました。