最近、テレビやSNSでも「物価高」や「節約術」を取り上げるメディアが本当に増えましたね。
なかでもNHKの視聴者意見コーナーでは「節約術はもう見たくない」という声が多数届いているそうです。
まるで戦時中の「贅沢は敵だ!」を連想させるような報道姿勢に、思わず違和感を覚えました。
そして同時に、「今こそ日本をアップデートしないといけない」と強く感じたんです。
■ 本当に必要なのは“節約”ではなく“構造改革”
日本を変えるには、節約ではなく「賃金が自然と上がる経済構造をつくること」。
そのためには、輸出産業が高付加価値な製品をしっかり高く売ることが絶対に必要です。
「下請けは安く」「大手だけ潤う」なんて時代はもう終わり。
全体がwin-winになる仕組みを、本気で構築する必要があります。
■ 大手メーカーが「価格」をリードせよ!
特に、各業界の“頂点”にいる大手企業には責任があります。
輸出価格を適切に上げ、利益を川下の企業へ適正に配分する戦略を描くべきです。
ブランドに甘え、過去の業界慣習にしがみつき、「自社だけが栄えればいい」と思っている企業には、未来はありません。
日本企業が本当の意味で競争力を取り戻すには、“業界全体での成長”という視点が不可欠なんです。
■ 備蓄米の行列から見えるもの
最近話題になっている備蓄米の放出に並ぶ人々の姿を見るたび、
この国の未来を担う企業や政策が、いま本気で考えないと間に合わないと感じます。
節約は必要。でも、「それだけ」では前に進めない。
国レベルの企業戦略、そして業界全体の意識改革こそが今、最も必要なアップデートではないでしょうか。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。