ふと最近、サラリーマン時代の「心底ムカついた出来事」を思い出しました(今思い出してもムカつきますね笑)。
当時、私は新規事業の立ち上げを担当しており、ある大手石油会社からガソリンを仕入れ、それを特定エリアで販売するスキームを構築していました。
そのプロジェクトのカギを握るのが、仕入先であるその石油大手の“部長”。
最初に会った瞬間から、外見も態度もとにかく大柄で、「こんな人とビジネスを進めなきゃいけないのか…」と内心げんなりしたのを覚えています。
とはいえ、上司の指示もあったので、私は笑顔で対応を続けていました。
いざ契約の詰めに入ろうとしたある日、私はその部長の部下である課長に電話をして「いつ契約を結べそうですか?」と聞いたのですが、返ってくるのは「もう少しお待ちください」という曖昧な返答ばかり。
結果、なんと7ヶ月も放置されたのです。
さすがにおかしいと思い、上司に報告。
さらに役員経由で別のルートから調査してもらったところ、なんと「その横柄な部長が意図的に止めていた」ことが判明。
最終的には、役員と話し合った上で、その企業との取引を見送ることになりました。
(当然です!)
ここで私が痛感したのは、**「他人軸で動くビジネスは危険」**ということ。
本来であれば、「●月●日までに契約が締結できなければ、他社に切り替える」といったタイムリミットを設定し、主導権をこちらに取り戻すべきでした。
つまり、自分のビジネスの軸を他人の回答に委ねてしまったことが最大の失敗だったのです。
特に、既得権でがっちり守られたような産業に入っていくときは要注意。
そういう業界に挑むなら、既得権企業に依存せず、自分軸で突破口を開く覚悟とスピード感が不可欠だと、改めて思い知らされた経験でした。
本日もお読みいただきありがとうございました!