普段のキャッシュ(現金)の動き、ちゃんと把握できていますか?
給与、光熱費、材料の仕入れ(買掛金)、売上の回収(売掛金)…
これらをしっかり管理しているつもりでも、
「決算上は黒字なのに、なぜかお金がない」という会社は実は少なくありません。
■ キャッシュが足りない会社の“よくある実態”
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売掛金の回収が遅れている
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そもそも売価が安すぎて利益が出ていない
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自転車操業状態になっている
こういった状態では、どれだけ売っても資金が回らないことになります。
※売価交渉については以前の記事でも触れましたが、別稿でまた詳しくまとめます。
■ まずやるべきは「キャッシュフロー表」の作成
今すぐやってみてほしいのは、1年間のキャッシュフロー見込み表をつくること。
月ごとにキャッシュがプラスになるか、マイナスになるかを記載して、
1年トータルでプラスになっているかどうかを確認しましょう。
■ 赤字経営のサインを見逃さない
もし年間でキャッシュがマイナスになる場合、
それはおそらく営業利益(本業の儲け)が赤字になっている可能性が高いです。
この状態では、利益改善と同時に、資金ショートの回避も考えなければなりません。
■ 対策は2つ:「資金調達 or 返済猶予」
資金繰りの悪化が見えたときの現実的な選択肢は以下の2つです:
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銀行に追加融資を打診する
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既存借入の返済を一時的に止める「リスケ」交渉をする
どちらの場合も、銀行と交渉するためにはキャッシュフロー表と今後の事業計画が必要です。
だからこそ、まずはキャッシュの流れを“見える化”することがスタート地点なのです。
今日は長くなりすぎないように、ここまでにしておきますね。
それではまた、次回の記事で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!