政治家の失言による辞任、またか…と思う方も多いのではないでしょうか。
たしかに、農林水産大臣のあの発言は、世の中の感覚からかけ離れていたように思います。
ですが、こうした報道を見るたびに、私はひとつの違和感を抱きます。
■ 今日お伝えしたい3つの視点
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失言だけで政治家を判断していないか?
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日本経済をどう見て、どう動くべきか?
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中小企業はどう未来に備えるべきか?
【1】政治家の失言、それだけで“評価”していいのか?
失言はたしかに見過ごせません。
ですが、その人の政治的実績を評価しないまま、失言だけで糾弾する風潮には危うさを感じます。
冷静に考えてみてください。
誰でも一度や二度は、言葉を選び間違えた経験があるはずです。
報道は失言ばかりを切り取りがちですが、その人が何をしてきたか、何を実現したかにもっと光を当ててほしい。
そして私たち国民も、「なぜこうした人が選ばれたのか?」を省みることも必要なのではないでしょうか。
【2】日経平均は上がっても、日本経済は回復しているのか?
最近の日経平均は、高値を更新し続けています。
でもその背景には、海外からの資金流入があるだけで、国内の実体経済を反映しているとは言いがたいのが現実です。
こうした中で、芸能人のゴシップや政治家の失言にばかり意識が向いてしまうのは、本質を見失うリスクでもあります。
今、私たちが注目すべきは、
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世界的な物価高
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資源価格の上昇
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エネルギー政策の転換期
こういった変化の中で、日本がどう生き残っていくか――
そこにもっと関心を向けるべきではないでしょうか。
【3】日本は資源がない国。だからこそ考えるべき次の一手
日本は資源小国。
レアアースの大半は中国に依存し、原子力発電はほとんど稼働しておらず、火力・水力・風力だけでは将来不安も大きい。
そんな中で、私が個人的に注目しているのが「メタンハイドレート」。
低温・高圧でメタンが水に閉じ込められた“燃える氷”とも呼ばれる資源で、
日本近海に多く眠っているとされるこの資源が実用化されれば、経済的インパクトは非常に大きいはずです。
もちろん、専門家ではないので楽観はできませんが、
「技術の可能性を見つけ、信じ、投資する視点」は必要だと感じています。
【そして最後に】99.7%の企業は中小企業。ここが動かなければ国は動かない
どれだけ大きな政策が掲げられても、実際に日本を支えているのは中小企業の力です。
99.7%という数字が示す通り、ここが元気でなければ経済は回りません。
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原価高騰
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光熱費高騰
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人件費高騰
この「トリプル高」時代を乗り切るには、製品やサービスの価値そのものを見直すことが必要です。
そしてその見直しは、同業者ではなく、あえて異業種の目で見てもらうことが大きなヒントになります。
そこから新しい発想や提携、新事業の芽が生まれることも少なくありません。
◎最後にひとこと
今日は少し話題が広がりすぎたかもしれません。
でも、政治も、経済も、エネルギーも、企業活動も――全部つながっています。
いま私たちに求められているのは、
**「目の前の話題に振り回されず、本質を見抜く目」**ではないでしょうか。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。