スターバックス。
今ではすっかり生活に溶け込んだ存在ですよね。
実は私、学生時代にカナダに留学していた頃から、スタバをただのカフェとは思っていませんでした。
生活の中にしっかり入り込み、「第三の場所(サードプレイス)」として機能していた姿に感動したのを今でも覚えています。
あの頃のスタバは、コーヒーを飲む場所というよりも、「時間をゆったり過ごす空間」を提供してくれる、ちょっと特別な存在でした。
正直、コーヒーの味は…私はタリーズ派なんです(笑)
ローストが強めで、少し苦手なんですよね。
でも、スタバの「ブランド化戦略」と「理念を徹底して経営している姿勢」は、マーケティングや経営を学ぶ者として本当に見習いたいと思っています。
▼ ところが最近、アメリカでは苦戦中?
そんなスターバックスですが、最近は5期連続で減益とのニュースが。
その理由として挙げられているのが——
モバイルオーダー(スマホ注文)と、店頭注文が重なって
混雑が発生し、提供時間が遅くなることで「居心地の良さ」が失われている
という点です。
本来は2分以内で出せるドリンクが、スマホ注文と重なると4分以上かかってしまうとか…。
「サードプレイス」としての快適さが失われつつあるというのは、ちょっと悲しいですね。
▼ 米国と日本の違いも見えてくる
米国のスタバは、笑顔での接客こそあるものの、日本のような「おもてなし感」はやや控えめ。
オーダーが立て込んでくると、どうしても対応が雑になる印象も否めません。
「ファーストフード化してきている」という声もあるようで、成長企業がぶつかる“原点回帰”のタイミングなのかもしれませんね。
▼ 原点に戻るという選択もありかもしれない
効率化のために導入されたモバイルオーダー。
ですが、もしかすると**スタバが本当に提供すべき価値は「人による接客と空間」**なのかもしれません。
あえてモバイルオーダーをやめて、“人の温かさ”に立ち戻る。
それも一つの道だと思っています。
▼ 日本のスタバはやっぱりすごい!
とはいえ、日本のスタバはまだまだ健在。
接客のレベルは本当に高くて、どの店舗でも不快な思いをした記憶がありません。
しかも、カスタマーハラスメントにしっかり対応して「出禁」にするなど、スタッフを守る姿勢にも企業としての信頼感を感じます。
スタバは、単なるカフェじゃない。
空間、ブランド、体験を届ける「価値の提供企業」だと思っています。
だからこそ、今の苦境を乗り越えて、また新たなスタバらしさを再構築していってほしい。
私はそう願っています。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!