先日、埼玉県草加市の学習塾で不審者による襲撃事件がありました。
ニュースを見て、「え、塾ってそんな簡単に誰でも入れるの!?」と驚いた方も多いのではないでしょうか。
私自身、仕事柄いろんな学習塾を訪れることがありますが、正直言って、セキュリティが甘い塾が多すぎると感じています。
玄関先に職員室があり、「誰かがいる前提」で運営されているものの、実際には先生も事務員も席を外している時間が少なくない。つまり、不審者でもフラっと入れてしまう構造なんです。
草加の事件では、幸い大事には至りませんでしたが、これは「たまたま運が良かった」だけです。
今の時代、日本といえども常識外れの事件が日常的に起きています。だからこそ、“うちは大丈夫”という油断が、一番危険なんです。
私が提案したいのは、**「塾の入口のデジタル化」**です。
たとえば、QRコード付きの会員カードをかざさないと建物に入れない仕組みにすれば、かなりの確率で不審者の侵入を防げます。
しかもこの仕組み、学習履歴や家族構成などの管理にも活用できて、実はマーケティングツールとしても超優秀なんです。
さらに、こうした仕組みを地域の中小企業、たとえば地元の印刷会社などが連携して作れば、地域経済の活性化にもつながる。
子どもを守るだけじゃない。塾経営にも、地域にもプラスになる。
だから私は、**「セキュリティはコストじゃなくて、価値創造」**だと思っています。
お子さんの安全、そして地域の未来のために。
今こそ、塾の在り方を見直していくべきタイミングかもしれません。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。