ビジネスで相手によって態度を変えていませんか?

皆さんは、取引の際に「相手によって態度を変えてしまう」ことはありませんか?

例えば、売り先には遜った対応をしているのに、仕入先には高圧的な態度をとってしまったり…。
もしかすると、無意識にやってしまっている人もいるかもしれません。

私は若い頃から、どのような立場の相手であろうと**「リスペクト(尊敬の心)」**を持って接してきました。
もしリスペクトに値しないと判断した場合には、相手が売り先であれ仕入先であれ、担当を変えてもらうよう、取引先の上層部に掛け合うこともありました。

私が勤めていたのは商社です。一般的には、売り先にも仕入れ先にも、やや「下」に見られることが多い立場でしたが、決して媚びることなく、「人と人」としてビジネスをする姿勢を新人時代から貫いてきました。

実際、世の中にはこの「リスペクト」を忘れている人が結構います。

たとえば、ある大手電機メーカーの資材部の担当者は、取引先に対して怒鳴りつけ、「早く納品しろ!」と電話を切るような対応をしていました。
私たちに対しても同じ態度だったため、私一人(当時次長)で訪問し、こう伝えました。

「取引をやめます。利益率も悪いですし、貴社の対応も悪すぎます。他社から仕入れてください。ただしこの部品は弊社が海外メーカーの総代理店なので、結局は弊社を通さざるを得ません。仕入コスト、頑張ってくださいね。」

もちろんその後、謝罪に来られ、取引再開を打診されましたが、
手数料を大幅にアップし、さらに弊社への対応を契約に盛り込んだうえで、新たな契約を結びました。


話が少し逸れましたが、
ビジネスは「企業の名前」や「肩書き」で態度を変えるものではありません

目の前の相手をしっかり見て、リスペクトできる人かどうかで判断し、
たとえその企業が世間的には小さい会社でも、信頼できる「人」であれば、丁寧に、誠実に接するべきです。

ちなみに、私は車を買いに行った時にもよく体験するのですが、
「この人は買わないだろう」と思われるのか、コーヒーすら出されないこともあります(笑)。

でも心の中では、
「いやいや、ちゃんと対応してよ。私は本気で車を買いに来てるんだから!」
と叫びたくなりますね。もちろん、そんなことは言いません、車が好きなので😢。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!