最近、プライムビデオでジェイソン・ステイサム主演の映画『ビーキーパー』を観ました。
これ、かなり面白かったので、お時間ある方はぜひご覧ください。
その中で、こんなシーンが出てきます。
お年寄りがパソコンに出た警告画面を信じ、そこに表示された電話番号に電話してしまい、ハッカー集団にパスワードなどを抜き取られ、全財産を失ってしまう――という場面です。
これ、映画だけの話じゃないんですよね。
実際、日本でも2023年にパソコンに出た警告画面の番号に電話して被害に遭ったケースは5,955件も報告されています(※類似事件含めたらもっと多いはずです)。
私も実は、過去に投資詐欺に引っかかった経験があります。
しかも、単純な詐欺ではなく、「金融商品取引法違反」ぐらいしか問えないグレーなケースで、現在も私以外の方が民事で争っているようです。
ですが、被害額はほぼ戻らないだろうと言われています…。
信頼できる従兄弟から紹介された起業家だっただけに、信用してしまったのが原因です。
さらに、最近では通販サイト詐欺にも遭いかけました。
ゲーミングチェアを探していたところ、驚くほど安いサイトを見つけたんです。会社名もビル名も載っていたので、つい信用してしまいました。
ですが、注文後に送られてきたのは、妙な日本語メールと、個人口座への振込指示。
怪しいと思い、サイト記載の電話番号に連絡すると、まったく関係ない大阪のルミネ内のアパレル店につながりました。
消費生活センターに相談したところ、中国系の詐欺サイトだったことが判明しました。
こうした被害を防ぐには、やはり最低限のパソコンスキルが必要です。
特に「パスワードを絶対に他人に教えない」という基本ルールを守るだけでも被害はかなり防げます。
ここで強くおすすめしたいのが、パソコンスキルのアップデートです。
よくお年を召した方から「パソコンは苦手で…」と聞きますが、誰だって最初は初心者。
地方自治体が無料で行っているパソコン教室に参加したり、
「はじめてでもできる〇〇」といった本で勉強して、少しずつ武装していきましょう!
実際、私が支援している企業の社長さんたちも、70代・80代でも普通にパソコンを使いこなし、
警告画面にも落ち着いて対応できています。
知識があるだけで、詐欺のリスクは大幅に減らせるのです。
皆さんも、ぜひこの機会にパソコンスキルをアップデートして、
自分自身を守る力を身につけていきましょう!