昨日、なんともリアルな夢を見ました。
私はウクライナ兵として、ロシアの最新戦車と戦っていました。車両が破壊され、その残骸の陰に隠れて、身を潜めているという場面――まるで映画のようでしたが、目覚めたときに妙な現実感が残りました。
なぜこんな夢を見たのか。
思えば、私の父は戦中を7歳で過ごしました。幼い頃に父から戦時中の話を直接聞いた記憶が、私の中で“戦争”を少し身近なものにしていたのかもしれません。
第二次世界大戦が終わって、今年でちょうど80年。
この80年間、日本が戦火に巻き込まれなかったこと自体が、歴史的に見れば“奇跡”なのだと、改めて実感しました。
でも本当に戦争は、今の私たちにとって「遠い世界の話」なのでしょうか?
たとえば、中国。
太平洋への進出を狙う中で、日本はまるで「喉に刺さった魚の骨」のように、邪魔な存在なのです。経済的にはつながっていても、政治・軍事的にはまったく別の顔を持っている。実際、F-15による自衛隊のスクランブル(緊急発進)は、中国やロシアに対して年々増加していると言われています。しかもそれは、あまり報道されていません。
東日本大震災のときには、混乱に乗じて領空侵犯もあった。
こうした“静かなる侵略”とも言える動きに、私たちはどれほど敏感でいられているでしょうか。
さらに、アメリカ。
トランプ前大統領は、日米安保に対して不満を漏らし、駐留米軍の削減も視野に入れているとの報道もあります。そうなったとき、日本はどうなるのか?専守防衛の理念のもと「軍隊ではない」とされる自衛隊が、本当にこの国を守れるのか?
もちろん、かつてのような徴兵制や軍部の暴走は繰り返してはいけません。
でも、だからこそ“今”のうちに、冷静に、真剣に、自衛のあり方をアップデートする議論が必要だと感じます。
そんなことを考えながら、子どもたちを学童に迎えに行き、手をつないで歩いて帰る――。
何気ない日常の中に、これ以上ないほどの「平和」があることに気づきました。
ウクライナでは、女性も子どもも容赦なく攻撃を受けています。
それが今の現実です。
日本にいて、できることは少ないかもしれません。せいぜい寄付くらいかもしれません。
でもせめて、あの夢を“ただの悪夢”にせず、日本の安全保障について考えるきっかけにしたいと思いました。