新学期が始まりましたね。
今年から1年生になるお子さんや、新しい学年に進級されたお子さんも多いと思います。
最初の1ヶ月って、本当に大変ですよね。環境がガラッと変わって、戸惑いや不安で挫けそうになることもあるはずです。
たとえば、幼稚園から小学校、小学校から中学校へ進むとき。
そして学生を卒業して社会人になるとき。
「働く」といっても、アルバイトの経験しかないという方がほとんどでしょうから、不安も大きいはず。
期待と不安が入り混じった、あの独特の感覚…わかります。
もしそんな方にアドバイスできるなら、私はこう伝えたいです。
「とにかく、何でもトライして経験値を貯めてください!」
そして、もし途中で辛くなったら――逃げてもいい。
でも、その逃げた経験もムダではありません。
少し時間をおいて、工夫をしながらもう一度挑戦してみてほしいのです。
そのプロセスこそが、成長の糧になるからです。
さて、ここで話を経営者の皆さんに移します。
あなたは、今、挑戦していますか?
「もちろん挑戦してるよ」という方に、もうひとつ質問させてください。
それは“将来の理想像”に向けた挑戦ですか?
それとも、目の前のトラブル対応が中心になっていませんか?
日々のトラブルに対応するのも確かに大切ですが、これは意外と経験値にはなりにくいのです。
なぜなら、すでに持っている知識とスキルで何とかできてしまうから。
つまり、新しい「力」はあまり身につかないのです。
逆に、理想の未来像に向けて、未知の課題に挑戦する時。
これが本当の“経験値”を貯める行動です。
たとえば、ゲームの「ドラクエ」をイメージしてください。
最終目標は“魔王を倒すこと”ですよね。
そのゴールに向かって、自分より少し強いモンスターに立ち向かいながら、経験値を貯めて成長していく。
そして、レベルが上がれば、以前苦戦した敵も余裕で倒せるようになります。
人生も、経営もまったく同じです。
挑戦を重ねることで効率よく成長し、いずれ“魔王”のような大きな課題も倒せるようになります。
しかも、一度クリアした課題は、次からは難なく乗り越えられるようになります。
だからこそ、経営者の皆さんにはぜひ、理想の姿を具体的に描いて、そこに向けて挑戦を続けていただきたいのです。
目指す方向が明確になれば、日々の行動が変わり、そして――見える世界がきっと変わってきますよ!