「ブランド」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?
エルメスやルイ・ヴィトン、フェラーリ、レクサスなど、いわゆる“ハイブランド”。
デジタルの世界ならAppleやMicrosoft。時計ならロレックスが有名ですね。
どれも「高級」「一流」といった印象があり、通常の製品やサービスよりも高価格帯のイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。
でも、少し立ち止まって考えてみてください。
ブランド=高いもの、という考え方。これは間違ってはいませんが、「なぜ高くても選ばれるのか?」という視点を持つと、本質が見えてきます。
私が考えるブランドとは――
**「自分とお客様との“約束”」**です。
たとえば、皆さんにも馴染みのあるスターバックス。
彼らが提供しているのは、単なるコーヒーではありません。スターバックスが目指すのは「Third Place(サードプレイス)」、つまり“第三の居場所”です。
自宅でも職場でもない。
ふと立ち寄って、ほっと一息つける場所。
スタバは、その心地よい空間と体験を通して、私たちに“くつろぎ”を約束してくれているんですね。
このように、「ブランド=約束された体験」と考えると、経営にも大きなヒントが得られます。
そして、その約束の根幹を支えているのが、経営者自身のパーソナルブランディング。
自分の強みや信念、大切にしている価値観。
それらを言語化し、どうお客様に伝え、どんな価値を提供できるのか。
ここが明確になれば、自ずと会社のブランドも確立されていくのです。
実は私、パーソナルブランディング講師の資格も持っておりまして、こうしたテーマについて専門的にお伝えしています。
ですが、多くの経営者の方は、まだこの視点を持っていないのが実情です。
女性経営者の方にとっても、パーソナルブランドはとても大きな武器になります。
だからこそ、ぜひ一度「自分がどんな約束をお客様に届けているのか?」を考えてみてほしいのです。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は「パーソナルブランドをどのように活用していくか?」について、もう少し具体的にお話ししてみたいと思います。
またお会いできるのを楽しみにしています!