経営者の方々を支援している中で、よく感じることがあります。


「これは本当に良い製品・サービスなのに、なぜこんなに安く売られているのだろう?」


実際にはもっと高い価値があるのに、ブランド化されていないために正当な価格がつけられていないケースが非常に多いのです。


そしてその背景には、経営者自身が自社の製品やサービスに自信を持てていなかったり、経営の軸がブレてしまっていることがあります。ところが、そうした「ブレ」にすら気づかず、とにかく売上を上げようと必死になってしまいがちです。


結果として、**「値下げしてでも案件を取りたい」**という選択をしてしまう——この悪循環に、多くの経営者が陥っています。


「価格を上げましょう」と伝えると


私が「価格を上げた方がいいですよ」と助言すると、多くの場合、**「そんなこと言われても意味がわからない」**という反応が返ってきます。


でも本当は、すぐにでも価格を上げることができる企業はたくさんあります。

実際に価格を引き上げる決断ができたのは、今のところ債務超過に陥っている企業の社長だけ。

背水の陣に立たされて、ようやく価格の見直しに踏み切れるのが現実です。


では、どうすれば価格を上げられるのか?


私がたどり着いた答えは明確です。


**「経営者自身のパーソナルブランディングを高めること」**です。

経営者の“軸”が定まれば、それに伴って会社のブランド価値も高まります。


「パーソナルブランドって何?」と思われるかもしれませんね。

簡単に言えば、その人ならではの強みやこだわりのことです。


それを磨いていくと、製品やサービスがこれまでと違う“輝き”を持ち始めます。

そして、臆することなく価格を上げる決断ができるようになるのです。


実際、私がご支援した経営者の中には、最初は価格を上げられなかったものの、パーソナルブランドを育てることで、最終的には製品の価値に見合った価格に変更することができた方が何人もいらっしゃいます。


次回は「ブランドとは何か?」についてお話しします


これから何回かに分けて、「パーソナルブランド」や「ブランド構築」のお話をしていきます。


次回は、そもそも**「ブランドとは何か?」**というテーマでお届けする予定です。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

また次回、お会いしましょう!