あなたの「ミッション」は何ですか?──私がたどり着いた答え

「自分の人生のミッションは何か?」

私はアラフィフになるまで、この問いをずっと考え続けてきました。

 

人生に意味を見出すのは人間の勝手だ、という意見もあります。しかし、私たちは偶然ではなく、さまざまな奇跡が重なって生を受けているのではないでしょうか? そう考えると、自分には何か果たすべきミッションがあるように思えてなりません。

 

挫折と感謝──ミッションを探し続けた日々

 

学生の頃、私は**「国連職員になって世界の平和の枠組みを作りたい」**と本気で考えていました。しかし、経済的な理由で海外の大学院を中退し、働く道を選ばざるを得ませんでした。

 

当時は「強いられた」とネガティブに感じていましたが、結果的に、サラリーマン時代には 150億円、40億円、35億円 といった大規模なプロジェクトを経験することができました。普通では得られない貴重な経験を積めたのは、あのとき私を働く道へ導いてくれた家族のおかげです。今では心から感謝しています。

 

サラリーマン時代に気づいた天職

 

サラリーマンとして働く中で、私は常に「自分のミッションは何か?」を模索していました。

三日三晩寝られないほどの激務の中で、ある上司にこう言われたのを覚えています。

 

「君は課題を設定するのが得意で、それをクリアするスキルも高い。だから、中小企業を助けるのが天職だと思うよ。」

 

しかし、その後の異動先では、上司や部下から嫌がらせを受け、コンサルタントとして独立することを決意しました。

 

コンサルタントになって感じた現実

 

いざ独立してみると、中小企業を本当に救えるケースが意外なほど少ないことに驚きました。

その大きな理由は、「社長の意識が低すぎる」 ことにあります。

 

問題が発生しても「できない理由」を並べ、前に進もうとしない。

そんな場面を何度も見て、「これは自分が特殊だからそう感じるのか?」と悩みました。

私自身、大病を経験しているため、「時間を無駄にすることほど、人生で勿体ないことはない」と痛感していたのです。

 

そして、もう一つ気づいたのは、意識が低く、熱量のない社長に耳障りの良いことを言って、まるで小判鮫のように稼ぐコンサルタントもいるということ。

しかし、それでは企業の本当の成長にはつながりません。

 

私は、意識が低い社長にも気づきを与えるアドバイスをします。

ですが、ほとんどの場合は拒否反応で終わり、商売のチャンスを逃してしまいます。

でも、それでいいんです。

 

人の人生は限られています。

意識が変われない社長に付き合っている時間はない。 そう割り切るようになりました。

 

「ひどい?」

「金にならない?」

 

いや、私はそうは思いません。

必ず大きな収益を得ながら、日本経済を変えることができる。

そう信じて、これからも全力で挑戦していきます。

私が見つけた「ミッション」

 

しかし、すべての中小企業がそうではありません。

「中小から抜け出し、中堅・大企業になりたい」と本気で考えている経営者は、99.7%のうち10%はいるはずだ── そう考えるようになりました。

 

そこで、私はこう思い至りました。

「一社一社にアプローチするのではなく、企業同士をつなげ、コラボしながら成長できる仕組みを作るべきではないか?」

 

これは簡単なことではありません。しかし、もし実現できれば、日本の中小企業のアップグレードを本格的に推進できるかもしれません。

そう信じて、私は今、この仕組みを構築することに全力を注いでいます。

 

あなたのミッションは何ですか?

私は、これが自分のミッションだと信じ、これからも挑戦し続けます。