同調圧力に流されないために

自治会や子ども関連の団体に所属していて、「なんでこんなことしないといけないの?」と感じたことはありませんか?
私はありますね。とはいえ、ほとんど妻が対応してくれているのですが、話を聞いていると「なんじゃそれ?」と思うようなことが山ほどあります。

例えば、学校の登校時間に役員が子どもたちを見送るというルール。
毎朝必ず見送りに立ち会わないといけないため、仕事をしている人は出社が遅れ、日本企業では印象が悪くなりがちです。しかも、早退もしづらい。シングルマザーの方のご苦労を考えると、なかなか厳しい制度ですよね。

とはいえ、今の日本は昔ほど治安が良いとは言えないので、登下校時に大人が見守るのは必要だと思います。
ただ、それを「みんなやってきたんだから」と無理に押し付けるのはどうなんでしょう? 
周りも「仕方ないよね…」と流されてしまい、結局、立場の弱い人が割を食うという構図ができあがってしまうのは容易に想像できます。

仕組みで解決できるのでは?

こんな問題こそ、仕組み化で解決できると思います。
例えば、資金を集めて専属の人が見送りやお迎えを担当する団体を作るのはどうでしょうか?
資金は寄付で賄い、学資保険の一部を活用するような仕組みがあれば、現実的かもしれません。(まだ具体的な方法は思いついていませんが…)

「学資保険を払っていない家庭も利用できるの?」という意見もあるかもしれませんが、子どもたちが安全に成長し、将来的に社会を支える存在になれば、結果的に年金や経済にもプラスになります。
また、卒業生の中には成功者もいるはずなので、企業の宣伝も兼ねて寄付を募るのも面白いかもしれませんね。

昔と今では状況が違う

昔は専業主婦が当たり前だったかもしれませんが、今は共働きが主流。
それなのに、女性にかかる負担は相変わらず大きすぎる。だからこそ、過去に嫌な役目を担った人が、「次の世代が同じ苦労をしないように」と考えて行動するのが、本来あるべき姿ではないでしょうか。

それなのに、いまだに「みんなやってきたんだから」と同調圧力をかける風潮が残っているのは、正直「いつまでこんなこと続けるの?」と思ってしまいます。

 

私のやり方と、ちょっとしたコツ

ちなみに、私がこういった会合に出ると、最初の一言で場が凍ります(笑)。
でも、それでみんな一瞬引くからこそ、逆に私の声が通るんですよね。
そうなると、今まで黙っていた人たちが賛同し始め、議論が活性化していく。こうしないと変わらないですからね。

もちろん、私のようなキャラを嫌う人もたくさんいるでしょう。だからこそ、妻は「必要な時だけ」私を登場させるようにしています(笑)。

自分の考えを持とう

同調圧力は、必ずしも正しいとは限りません。
だからこそ、普段から冷静に自分の考えを持ち、いざという時にしっかり話せるようにしておくことが大切。
周りに流されず、自分の意見を持つことが、未来を変える第一歩かもしれませんね。