「考えすぎて動けない」状態になっていませんか?


皆さんは、考えすぎて行動に移せないことってありませんか?

しかも、この「考える」というのは、前向きな思考ではなく、「できない理由」を探しているだけで、実際には考えていない状態のことです。


企業支援をしていると、こうした経営者にたびたび出会います。

コンサルタントがアドバイスをしても、それを実行せず、結局、状況が変わらない。しかも、時間が経てば選択肢は減り、むしろ悪化してしまうことも多いのです。


以前は、こういう方には厳しく指摘していましたが、コンサルタントが実作業をするわけではないので、最近は「言って待つしかない」と割り切るようにしています……が、正直イライラします(笑)。


行動しなければ、環境は変わらない


とはいえ、行動しない限り、外部環境が勝手に好転することはありません。

もちろん、自分ではコントロールできない要因もありますが、それでも「自分にとって有利な環境をつくる」ことは可能です。そして、それを実現するのが「行動」なのです。


実は、私も元々は怠け者で、できない理由を考えるのが得意です(自慢になりませんが……)。

だからこそ、そんな思考になったときは、何も考えずにまず動くことを意識しています。


例えば、私が中間管理職だった頃の話です。

当時、部下の一部から嫌がらせを受けていて、予算会議用のデータを作成する際も、わざと間違った数値を渡されることがありました。仕方なく自分で修正していましたが、「フォーマットを作れば、最低限の数値入力だけで済むのでは?」と考え、ホワイトボードに書き出して整理してみました。


すると、たまたま会議室に入ってきた部下の一人が「何をしているんですか?」と声をかけてきました。事情を説明すると、「一緒に考えますよ!」と協力してくれることに。さらに、別の女性部下も「私も手伝います!」と言ってくれました。


この二人は、数値を間違えていた張本人ではありませんでしたが、課題に共感し、一緒に解決策を考えてくれたのです。結果、効率的なフォーマットを作成でき、それ以降も何か課題が出ると、この二人は自発的に支援してくれるようになりました。


他の部下や上司の嫌がらせは相変わらず続きましたが、この経験を通じて「行動すれば状況を変えられる」と実感しました。


まずは動いてみる!


とにかく動く、もがく!

そこからすべてが好転していく――これは、サラリーマン時代のこの出来事に限らず、何度も実感してきたことです。


もし今、あなたが「できない理由」を考えてしまっているなら、それをやめて、まず行動することに集中してみませんか?

実はこれ、成功する経営者の必須条件なんです!


本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

では、またお会いしましょう!