今日は本当に久しぶりに、サラリーマン時代に働いていた銀座に行ってきました!仕事の合間に、銀座丸の内線駅の地下でランチを楽しもうとお店に入り、1,500円でビールと天心のセットを注文。さて、肝心の味はどうだったかというと……正直、普通でした。いや、普通以下かも?お客さんが結構入っていたので期待したのですが、期待値が高すぎたのでしょうか。不味いわけではないんですが、「美味しい!」という感動もなく。物価が上がっている影響もあるのでしょうか、1,500円でこのクオリティは少し寂しく感じました。

私がサラリーマンとして銀座で働いていた頃は、1,000円ちょっとで美味しいランチを楽しめるお店が多かった印象があります。でも最近は、どこか「そこそこ」の味か、それ以下のお店が増えてきたように思います。もちろん、良い素材を使った美味しいお店はありますが、それにはそれなりの金額が必要。1,500円程度では「うーん、ちょっとなぁ」と思うことが増えてしまいました。

例えば、以前通っていたリーズナブルな和食割烹も、ある時から素材やサービスの質が落ち、もう行かないな……と思っていたら数カ月後に閉店していました。やはりリピーターは味やサービスに敏感ですし、期待に応えられなくなった瞬間、離れていってしまうのだなと実感しました。

飲食店を続けるのは本当に難しいですよね。原価を抑えるために品質を落としてしまえば、リピーターは離れてしまいます。しかし、単純に価格を上げるだけでもダメ。お客さんが納得できる「味」「理由」を提示できるかが鍵だと思います。

 

実は私も、地方の飲食店をコンサルした経験があります。コロナ禍を耐え抜いたものの、利益率が厳しいという相談を受け、迷わず「値上げ」を提案しました。「味を守るための値上げ」なら、常連客は理解してくれると信じたからです。その結果、そのお店は売価を上げつつ、今でも安定した経営を続けています。

飲食業界に限らず、どの業界でもお客さんにリピートしてもらうには理由が必要。その理由を突き詰め、守り続けることが大切だと改めて感じました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!次回もどうぞお楽しみに!