皆さん、土日はどのように過ごしていますか?
サラリーマンの方だと、遅くまで寝たり、飲みに行ったりして、月曜日になると「サザエさん症候群」(少し古いですかね…)に悩まされている、なんてことありませんか?

さて、今回ご紹介するのは、越川慎司さんの著書「世界の一流は休日に何をしているのか」です。この本では、いわゆる世界の超一流セレブたちが休日にどんな過ごし方をしているのか、具体的なエピソードを交えながら解説されています。これを私たちが取り入れることができたら、日本はかなりアップデートされた良い国になるんじゃないかと思いました。

働くための休日 vs 休日のための仕事

この本によると、世界のセレブたちは「休日のために働いている」と言います。日本の「働くために休日を過ごす」というスタイルとは真逆ですね。日本では、土日でしっかり休んで、また月曜日からの激務に耐えるというパターンが多いように感じます。
最近では「ワークライフバランス」という言葉もよく耳にしますが、実情としては、見える残業が減った代わりにリモート残業やサービス残業が増えたり、管理職には未だに旧態依然とした働き方が根強く残っていたりします。

一方、セレブたちは金曜日の夕方から週末の準備を始めるそうです。人と会う予定を入れたり、早めに仕事を切り上げたりして、休日に備えるのだとか。また、彼らは土日を「連休」として考えず、「土曜日」「日曜日」と別々の日として計画を立てます。たとえば、土曜日は家族とのイベントを楽しみ、日曜日は読書や瞑想、運動など自分のための時間を過ごすといった具合です。とてもメリハリがありますよね。

キーワードは「自己効力感」

この本の中で特に印象に残ったのが「自己効力感」という言葉です。自己肯定感はよく耳にしますが、自己効力感は初めて知りました。これは「目標を達成するための能力が自分にはあると信じる力」のことです。セレブたちはこの自己効力感が非常に高いそうで、その力を鍛えるために休日を有効活用しているのだとか。
たとえば、美術館でアートを見ることで右脳を刺激し、新しいビジネスのアイデアを得ることを積極的に行っているそうです。普段は論理的に考える左脳を酷使している分、意識的に右脳を使う時間を設けるのだとか。確かに、日本のサラリーマンは左脳ばかり使っている印象がありますよね。

試してみた結果は…

私もこの本を参考に、サウナでの瞑想に挑戦してみました!……が、正直なところ、熱さが気になりすぎて瞑想どころではありませんでした(笑)。これは人によりますね。ですが、他のアドバイスも非常に参考になるものばかりですし、読みやすいのでおすすめの一冊です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!次回もお楽しみに!