みなさん、「地政学」って意識したことありますか?
地政学は、地理的な要因が国の政治や経済、社会にどんな影響を与えるかを分析する学問です。書店に行くと関連書籍がたくさん並んでいるので、興味があればぜひチェックしてみてください。
さて、地政学の観点から見ると、我が国・日本は少し特殊な歴史を歩んできました。地続きの隣国がないという地理的特徴があるからです。最近では、欧米陣営に属しながら、中国、ロシア、北朝鮮との緊張関係がどう進むかが注目されています。特に、これらの国々にとって日本は太平洋に進出する際の障壁、いわば「喉元に引っかかった魚の骨」のように厄介な存在なんですよね。
ここで、最近読んだ本をご紹介します。
『エブリシングバブル 地政学とマネーの未来2024-2025 終わりと始まり』エミン・ユルマズ著です。
…タイトル、長っ!ですが、この本、かなり興味深い内容なんです。
著者は「日経平均株価が将来30万円になる」と予測しています。「はあ?」って思いますよね。でも彼は過去からこの主張を続けているんです。アメリカや中国の経済がバブル状態にあることを、地政学の視点を交えながら解説し、日本企業の株価がいまだ割安であること、そして投資家のマネーが今後日本に流れてくる可能性について述べています。要するに、アメリカと中国のバブルが弾けることで、資金が日本に移動するというわけです。
「うーん、なんだか信じがたい話だな」と思いつつ、将来の子どもたちのために積立を続けようと改めて思いました。
さらに、ロシアについての記述もあります。
ウクライナ戦争の終結時期については明言されていませんが、ロシアと中国、アメリカの関係が深く分析されています。この本を読むと、日本という国の世界的な重要性や、戦争が決して遠い話ではないことを実感させられます。実際、大地震が起きるたびにロシアや中国が戦闘機を飛ばして圧力をかけてくるのですが、あまり報道されていませんよね。でも、自衛隊がスクランブル発進して対応してくれているんです。
また、日本の少子高齢化についても興味深い考察がありました。著者によれば、中国の少子高齢化は日本よりさらに深刻だとか。そして、AIの進展によって単純作業が減ることで、不労人口があふれる問題は、日本では他国に比べて少ないと指摘しています。「日本はむしろ勝ち組になる」という主張には、「確かに!」と信じたくなりました。
この本、地政学だけでなく経済や未来予測についても触れていて、とても面白い内容です。みなさんも時間があるときにぜひ読んでみてください!
ではまた次回、お会いしましょう!
参考に紀伊国屋のリンクを下記に貼っておきます