皆さんはサラリーマンですか?私も4年前まで20年以上サラリーマンをしていました。毎朝、埼玉から都内まで片道1時間半、満員電車に揺られる日々。ドアからドアまでの移動時間は、本を読む余裕もなく、スマホが唯一の相棒でした。通勤に毎日3時間以上かけ、遅くまで残業を繰り返す生活で、心身ともに疲弊していました。昨年の大病も、こうした長年のストレスの積み重ねが原因だったと思います。

リモートワークが始まって、通勤時間が無くなったとき、生産性が飛躍的に上がったと感じました。しかし、最近はリモートワークを縮小する企業が増え、再び満員電車の生活が戻ってきました。私の奥さんも毎日通勤で苦労していますが、幸い私は車で駅まで送るだけで電車には乗っていません。

さて、なぜリモートワークを無くす企業が増えているのでしょうか。その理由として、以下の4つが挙げられています。

  1. 企業文化を復活させるために対面でのコミュニケーションを重視する。
  2. リモートワークではサボる人が多く、生産性が低くなる。
  3. 新人教育がリモートでは難しい。
  4. 遠隔での業務管理が難しい。

今回は特に「2. リモートワークは生産性が低い」という点についてお話しします。他の理由については別の機会に触れますね。


リモートワークと生産性の関係

リモートワークが生産性を低下させるという意見は、日本だけでなくアメリカでも広がっており、多くの企業が出社を再び強制するようになっています。しかし私は、リモートワークが生産性を低下させるのではなく、「仕事ができる人」と「できない人」の違いを明確にするからではないかと思います。その結果、できない人が目立ち、生産性の低下が問題視されているのではないでしょうか。

実際、仕事ができない人が悪いわけではありません。私もサラリーマン時代、仕事ができない上司を見下していた時期がありました。しかし、そんな私にも誠意を持って接してくれた上司のおかげで、「仕事の能力だけが全てではない」と気づくことができました。それにしても、日本のように管理職に必要以上の権限を与える仕組みには課題があると感じています。


リモートワークを活かすために必要な視点

リモートワークでは、確かにサボる人もいますが、成果が出ていれば働き方は自由でいいと私は考えます。問題は、成果を出せていない人への適切な対策が取れないことです。一部の管理職には、実際には成果を出せていないのに「長時間働いている姿勢」をアピールすることで評価を得てきた人もいるのではないかと感じます。

リモートワークでは成果を基準にした評価制度を整えることが重要です。その仕組みがあれば、これまで曖昧だった業務の実態が明らかになるかもしれません。通勤時間という非効率な時間を削減することで、企業は生産性を向上させ、本当に大切にすべき人材を見極められるようになるでしょう。

もちろん、成果を出せない従業員も一定数存在するでしょう。しかし、その場合は何が足りないのかを冷静に分析し、適材適所の配置を考えるべきです。たとえば、コミュニケーションが苦手でも、数字や資料作成に優れている人はいます。「仕事ができない=悪い」という考え方ではなく、経営側が適切な環境を整える責任を果たすべきです。


結論:リモートワークが企業と従業員を救う

話が少し脱線しましたが、私はリモートワークを推進している企業が今後生き残ると信じています。通勤時間を効率的に使いながら、子どもの送り迎えや家事をこなせるライフワークバランスが整う環境は、企業にも従業員にも最良の選択だと思います。以前の投稿でも話しましたが、私は思いやりに溢れる日本人(日本に住んでいる人なので外国人の人も含む)が大好きなので、日本人がストレスなく働けるようになってほしいと心から思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。また次回、お会いしましょう。