本日はSWOTの続き、外部環境分析ーOpportunity(機会)の分析について考えてみますね。

外部環境分析は機会と脅威があります。機会の方は外部環境の変化が貴社にとってチャンスという事項を分析していきます。

コロナ禍を本当に各企業の方々が大変な時期でしたので、脅威と捉える企業が多いと思いますが、一方で巣ごもり需要にぴったりだったサービス業にとってはチャンスでもありましたよね。Netfilix、Unextなどのオンデマンドシステムは稼ぎまくりでしたし、Zoomなどもそうでしたね。一方飲食店に関しては大体脅威にしかならなかったですが、これをチャンス捉えて業態転換した企業さんもあります。

 

さて、例に挙げました金属加工業の中小企業に関する外部環境変化をみてみましょう。

この企業は金属加工技術に強みがあるので、高付加価値・難加工製品の需要が高ったのはチャンスで実際に難しい仕事を引き受けて業績を伸ばしています。また、自動車向け部品が多かったのですが、コロナ禍で半導体が入手しがたくなったことをきっかけに国内生産に回帰し始めたのも功を奏して、新たな発注を受けてました。さらに、コロナ禍でアップデートできなかった同業他社がかなり弱ったり、廃業したりしてそれらの需要をこの企業が受けるという効果も出始めてました。

 

コロナ禍は本当に厳しい環境でしたが、考え方ひとつでチャンスとして考えられる外部環境になりえたかもしれません。SWOT分析をいつやっても遅いということはないので、マクロ、ミクロの視点でもう一度自社の置かれている外部環境を考えて分析というとちょっと重く捉えられがちなので、頭の体操として考えてはいかがでしょうか。立ち止まって自社の立ち位置を考える、これは成長するための第一歩です!

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。ではまたまた。