企業の経営者の皆さんはSWOT分析を実際にやってみたことありますか?
SWOT分析ってそもそも何?という感じですかね。
SWOT分析とは、強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)を評価するために1950年代に米国で提唱された検証法です。
コンサルタントの専門学校に行くとSWOT分析やれって言われて机上で練習してみたりしますけど、実際の企業に当てはめないと具体的な分析は無理ですね。ですが、裏を返せば実際の企業経営をご存じの社長、経営幹部が真剣に考えると自社の立ち位置の整理と今後の成長に繋がることが洗い出されてくるので、SWOT分析も舐めたもんじゃないですよー。結構コンサルタントはSWOT分析をやらないケースがまま有ります。
簡単に例をやってみましょうか。
例えば売上高100,000千円の金属加工会社のSWOTなどは以下になりそうです。因みに千円という単位は大きな数字を表す際に役立ちますよ。例えば1,000千円は100万円と覚えると100,000千円は1億円ですよね。一番最初のカンマ区切りを円ではなく千円とすると000が三個省略できて便利です。大きな企業の決算は千円単位以降を使いますね。
まずは強みを考えてみましょう。安価を入れるのは絶対にやめてくださいね(これは本当にやめてほしい!)。企業の考えをアップデートするためにやるってことを忘れない、これが大切です。安価なんていうのを強みだというのはその考えに引っ張られてしまいます。安価なのは貴社の技術力が高く効率的に生産できるからです、もし強みとして書くなら。
「良いものを安く!」昭和初期の伝説は単なる刷り込みです。「良いものは私なら高く(世間は適正価格と言ってますね)」です。以下のような強みが必ず金属加工業の企業さんではあるはず。自分より上の企業と比べないでくださいね。自分と同規模と比べて自社はどうだろうか。そもそも元受け企業からオーダーが入っているということは、技術力、品質、納期遵守率、無理難題に対する対応力があるからではないでしょうか?そんな取引先が価格を1回上げたくらいで貴社と取引やめちゃいますかね?普通やめないですよ。新規に取引先開拓する際に、やはり信用力というのがネックになります。新しいところの品質、納期遵守率って心配ですよね。なので、貴社は取引先との関係でも強みを持っているんです。自信を持ちましょう。
今回は強みの書き方例を説明しました。全部説明すると長い文章になるので、1回目はこれで一旦終わりにしますね。全部簡単に説明するのに6回くらい想定してます。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。ではまたまた。