簿記3級は運転免許のようなもので、「受ければ合格できる」と言われていた時代に、会社に強制されて受験しました。社内のあるランク以上に昇進するには、簿記3級、TOEIC700点、本社研修合格が必要な制度でした。この運転免許と同等と言われる資格ですが、私は3回目でやっと合格できたのです。。。
1回目は接待で二日酔いの状態で受験し、開始5分でお腹が痛くなり退場。2回目は少し真面目に取り組みましたが、簿記の基本を理解しておらず不合格。3回目は昇給期限ギリギリの年に受け、見事合格しました。3級を甘く見ていました。
簿記3級は、しっかり勉強すれば簿記の原則を理解でき、決算書の成り立ちや内容を読む基礎が身につきます。独学で分かったつもりになる人が多いですが、専門学校で学ぶことをお勧めします。3級の知識を身につければ、仕訳が理解でき、貸借対照表や損益計算書のつながりも分かります。さらに、その後には独学で財務諸表を読む力もつけられるでしょう。
私も会社が用意した〇〇Cという資格の専門学校で8回講義を受けました。その時にまじめに聞けばかなりためになったと思ってますが、新入社員だったんですが、1年目から寝ずのタクシー帰宅残業生活が普通だったんで、疲労度マックスでとても真面目に聞けなかったんですよね。ただし、講師が教えてくれた「現金の仕分けは右利きのキャッチボールのように」という話が印象に残っています。現金を受け取る(入金)はグローブでボールキャッチするから貸方で左側、支払う(出金)はボールを右手で投げるから借方で右側、というイメージです。また、「貸方は『かしのし』が右を向いているから右側、借方は『かりのり』が左を向いているから左側」と覚えました。
簿記3級は世間で軽視されがちですが、簿記の基本原則を学べるので、独学ではなく専門学校での学習をおすすめします。