事業承継、自社の事業を会長や社長から次世代の経営者に引き継ぐことです。次期社長が現会長や社長と赤の他人だとやりやすいのですが、次期社長が息子や娘だと自分で事業承継した場合、大体失敗して絶縁状態になります。
私の身近な例で行くと義父と義弟の事業承継です。義父は士業で個人事務所を経営してきて、地元での地盤がしっかりした事業をしてました。私はこの義父が結構好きで二人で飲んだりする仲ですが、この事務所を息子に継がせるため、息子はコンサルタントをしていたのですが、その会社を辞めさせて大学院にいかせて士業の資格を取らせました。
最初は順調に見えたのですが、息子に事業承継させてからも義父が仕事のやり方に口を出したり、家庭の話を職場でしたりしているうちに、義弟がブチギレて、義父を解雇してしまったんです。今では義父と義弟は絶縁状態になりラインでしかも短文でしか連絡を取っていないそうです。因みに2人の家族は隣同士なんです、、、
典型的な事業承継失敗パターンですね。私がコンサルにはいるには近すぎたので、事業承継に強い知り合いのコンサルタントを紹介してあげたんですが、自分たちでできると言って断りました。結果が典型的だったんで笑うしかないですね。これで相続も必ず揉めると思ったんで遺言書書いてまとめて依頼しても、自分で公証人役場に届けると言ってきたので、さすがに声を荒げて、事業承継も失敗したのに、相続はもっと難しいと説明して、やっと私の顧問弁護士と打ち合わせました。結果、会って良かったらしく、資産も把握してない遺言書の原案も作成してないと義母激怒するも、2人とも弁護士さんが気に入り全部任せることになりました。
事業承継は一筋縄ではうまくいかないです。他人であれば進めやすいですが、他人でも株式もらえず、親族の大株主がでかい顔してうまく行かなかったりと結構大変、、、だけど私はこの案件が面白いです。事業承継のやり方はまた別稿で話しますが、とにかく第三者に例えば弁護士、コンサルタントなどに任せた方が良いです。でも、信頼できる人ですよ、任せるのは。事業承継、相続は怪しい人もマーケットにたくさんいますから。いつも最後まで読んでいただきありがとうございます!ではまたまた。